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14-07|複合パスでクリッピングパスを作る
DTP(サイズ200ptのゴシック)という文字を入力してアウトラインを作成してください。
さらにこの文字をマスクに設定し、その中に3mm幅のY100%と、M100%&Y100%の
横ストライプを作成してください。
テキストパネルを出します。
フォントをゴシックに指定します。和文フォントからゴシック体を選んでみましょう。
文字の太さが縦画も横画も同じ太さで、画の終わりと始まりに「セリフ」という細い出っ張りがないものがゴシック体です。
思い切ってフォントのウェイトを太くしてみましょう。
文字の大きさに「200pt」と入れます。
右クリックで「アウトラインを作成」を選択しますと、フォントデータのアウトラインにそってパスが作成されます。これがアウトライン化です。
市松模様とはチェックのことです。
5mm×5mmの正方形を作成して塗り色を「Y100%」に線を「なし」に指定します。
正方形を選択したまま、オブジェクト「変形」の中の「移動」を選択し、移動パネルに「水平10mm」「垂直0mm」と入れてコピーボタンを押します。
「Ctrol+D」でこの動作を10回ほど繰り返しましょう。
コピーしてできた正方形の列をすべて選択して、次に移動「水平方向10mm」「垂直方向0mm」でコピーし、選択を外す前に色をM100%+Y100%に変更します。
黄色と赤のしましまの帯ができました。これを全体選択し、移動「水平方向5mm」「垂直方向5mm」とし、コピーをします。
両端に飛び出た中途半端な正方形を消去して、全体を選択しなおします。
移動パネルで「水平方向0mm」「垂直方向10mm」とし、コピーします。
「Ctrol+D」でこの動作を4回ほど繰り返しましょう。
チェックの面ができます。
アウトライン化したDTPはグループ化になっているので、グループを解除し、格子柄と同じレイヤーの中の最上階層に移動します。
このままでは「p」にしかクリッピングマスクがかけられないので、DTPのパスを3つとも選択したまま、「オブジェクト」の「複合パス」「作成」を実行します。
こうして、3文字分の複合パスを1本の複合パスにまとめます。複合パスとは2本以上のパスが組になって一つの形を作っているパスのことです。OとかPの用に、文字の中に穴があいていて、この穴の部分のパスも、形の一部を示しています。2本一組で一つの形になっているパスのことを「複合パス」と呼んでいます(レイヤーで形を確認できます)。文字をアウトライン化すると「複合パス」が生成されます。
複合パスを合体したら、レイヤーの最上階のパスと下のパターンを構成するオブジェクトすべてを選択して、右クリック→クリッピングパス→作成。