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6-08/文字組みの方向

 今回の年賀状の制作に当たって、もうひとつ注意があります。それは「文字の組み方の方向」です。
 日本語には「縦組(たてぐみ)」と「横組(よこぐみ)」があります。横組の書籍は左から右にページをめくりますが。縦組の場合、文章もページも右から左に流れます。

 特別が理由がない限り、縦組と横組を安易に混ぜてレイアウトしないように気をつけましょう。
 雑誌やポスターのように広い紙面でしたら、コラムなどの1部分に他と違う方向の文字組みを使用することもありますが、はがきの紙面は手のひらサイズの小さな長方形です。小さな空間にイラストや挨拶や日付や住所名前など、細かいパーツが登場します。縦組と横組が混在すると、目はどちらに動いたらいいのか、迷ってしまうことが多いのです。
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 人の目には「読みにくいものをスルーする」という性質があり、いくらこちらが「かっこいい!」と思っていても、受け手が「読みにくい」と感じたら、その年賀状は読んでもらえません。

 年賀状は1年の始めの挨拶です。年の始めに受け取った人の目を疲れさせないようにしましょう。
 年賀状は目上の人や古い知り合いにも出すものです。失礼な表現や間違いがあってはいけません。ある程度の礼儀を守って、文字の扱いも読みやすさを優先する必要があります。