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6-06/6回目宿題制作前に必要なこと
だいたいの人は先に「羊」を描いていると思うけど、今週から始める人は気をつけて。お手本を探す前に、先に自分で考えてみる。邪心とか戦略とかまるでなくていい。とにかくお題の「羊」をピュアな心で描いてみる。
そして次がとても大事なことなのですが、自分の作品を客観的に眺めてみる。ということです。制作した直後は作品を見すぎていて無理。一週間とか3日とか、時間をおいてから見ると、制作していたときとは別の視点で作品をみることができます。
いい点と悪い点をあげてみましょう。いい点はどんな作品にも必ずあるものです。見つからなかったら、友達に見せて、意見を聞いてみましょう。
このコンテストは、いろいろな規定が定められています。
①年賀状は正月に使う 2015年用 ひつじ年
②郵便はがきである サイズは100×148mm
③一年の幸せを祈る挨拶文や西暦をデザインに入れる
④ユーザーが自由に住所と家族の名前を後から入れられるスペースを設ける
仕事として立ち向かう際に最初に必ず行うべきことは、依頼主についての調査です。
今回はこの年賀状の主催がクライアント(お客様。お金をデザイナーに払ってくれる依頼人)となります。
クライアントがデザインに何を期待しているのか?を知ることは、必須の調査項目。「クライアントさんをもうけさせること」は、デザイナーの裏の使命でもあります。
ほかにも知っておくべきことがあります。常識的なマナーやルールも押さえておきましょう。
⑤一般的な年賀状に必要なもの、年賀状の常識など
⑥市場調査 「いいな」と思う年賀状のお手本を探しましょう。
お手本はあなたが「いいな〜っ」と思うものが一つあれば、たくさんでなくてもいいのです。お手本をゲットしたら、「いいな〜っ」と思う理由を必ずはっきりさせましょう。
「いいな〜っ」と思った「いいな〜っ」部分だけを真似しましょう。自分の作品に「いいな〜っ」部分をどうアレンジして組み合わせるか?そここそがデザインの楽しい部分です。
ターゲットユーザーを設定する。このときに、「うちのお父さん」とか「杉山校長」とか、具体的な人物を決めて取材してみると良いでしょう。ユーザーをきちんと決めてあると、制作の途中で迷いが生じてもぶれません。
ユーザーの行動、ライフスタイルをよく観察すること。その人が親しい人であれば、「どんなものが欲しいか?」を直接聞いてみるのもいいかもしれないです。
※黄色が先週の宿題で出題した範囲。中央のオレンジ色の部分が今回の宿題の範囲。