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8-05/トリムマークを作り原稿サイズを変更する
■ポストカード大きさで保存したIllustrator の書類を印刷入稿用のデータにつくりかえましょう。
まず、トリムマークをつくります。
トリムマークは印刷の版を作る際に必要な印刷領域と裁断線を記したマークです。
1:ドキュメントの基準点をドキュメントの左上のすみにあわせる。
・ルーラーを出す。→Ctrl+R
・定規のx軸とy軸が交わる、画面の左上の小さな四角にカーソルを合わせて、ドキュメントの左上の角にむけてドラッグ。
・ドキュメントの角でカーソルを離すと、定規の0ポイントがx軸y軸ともに
書類の左上に合う。
2:トリムマーク用の長方形を描く。塗り色は黒、線はなし。
3:変形パレットを出して今描いた長方形を選択し、
変形パレットの参照ポイント(左上の9粒のぷちぷち)を左上に合わせる
・x=0、y=0、w=91、y=55(縦型の人はxyの数値が反対)と数値を入れる。
・書類サイズぴったりに長方形が重なる。
4:選択をしたまま「メニューバー」の「効果」の「スタイライズ」「トリムマーク」を選択。
・選択を外さない。そのまま「オブジェクト」「アピアランスの分割」
・できたトリムマークのレイヤーに「トリムマーク」という名前をつけ、レイヤーパレットの最上位に移動させよう。
※ガイドを作りたい場合
・画面サイズと同じ長方形を選択する(アピアランス分割後はグループ化されているのでダイレクト選択ツールで選ぶ)。ない場合は、作る。
・長方形を選択したまま「表示」「ガイド」「ガイドを作成」
→長方形のガイド線ができる。
■ドキュメントサイズをA4に変える
1:背景色や背景画像、裁断線で切れる画像などは、
トンボの内側の断ち切り線の外側、「塗り足し線」まで絵柄を続けて伸ばておきましょう。
・ダイレクト選択ツール(白矢印)で角のアンカーポイントだけを選択して、
外側の「トンボ」をつないだ線までドラッグ。
2:ハガキサイズだったドキュメントサイズを印刷用原稿に変更する。
・「メニューバー」「Illustrator」「ドキュメント設定」
「ドキュメントを編集」ボタンを押すと、ドキュメントサイズを変更する画面に入る。
「アートボードを編集」ボタンを押すと、画面が編集画面に変わる。
または、コントロールパネルにサイズが入るようになるので、widthとheightをA4サイズ「w297 h210」(横型の場合は反対)に書き換える。
ツールボックスのツールを持つと、暗い編集画面からふつうの画面に呼び戻る。