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2018年05月10日
05-02/色調補正
太陽の朝の光は青っぽいけど、午後の光は黄色みを含んでいます。
画像で「白」と感じる白い部分、じつは、撮影した時の光を浴びた、白でない色がうっすら含まれています。
例えば、レストランの照明は料理をおいしそうに見せるため、黄色っぽい光線を含んでいることがほとんど。
黄色い光を浴びたお料理の写真もやはり黄色っぽさを帯びています。
人間の脳は「白いものなんだから白」と感じてるので、白に見えています。でもじつは、真っ白であることはほとんどなくて、人間の目の「白」という補正をかけて見ているので白に感じるのです。
デジタルの画像はその場の状況を正直に再現してしまいます。
そのままだと黄色っぽくなったり暗すぎたりで、とてもみにくい写真になってしまいます。そこでデジタルカメラには、撮影したときの周り光を感知して、写真の写り方を調整する機能が搭載されてます。
これが「ホワイトバランス」という機能です。
カメラで調整しきれなかったホワイトバランスや、色のレベルをPhotoshopでは再調整することができます。
色の調整をする機能や作業をひっくるめて色調補正といいます。
調整とは反対に、色を意図的に加えることによって、素材の画像に求められたイメージを変化させることもできます。
「さわやかな感じに」「ぬくもりのある感じに」「やわらかな感じに」「強い感じに」「新しい感じに」「懐かしい感じに」……。
色調補正に挑戦していろんなイメージを作ってみましょう。