12-03/並べ方を工夫しよう|タイトルデザイン
フォントを選ぶときと平行して決めるのが文字と文字の間隔です。
同じ文字でも隣りの文字との間隔で性格が違ってきます。
これは、学校にいるときの皆さんと、家族に囲まれているときの皆さんとでは、まったくキャラが違うのと同じ理屈です。文字も、周りとの関係によって、見え方が違ってくるのです。
イラレの機能(トラッキング、カーニング)を使って、いろいろな間隔を味わいながら選びましょう。また、語感によっては、大きさを変更してみるのも一つです。
この作業も、なん通りかの例を比べながら進めると、よいです。
だいたいのリサーチが定まったら、スケッチブックを開きます。
スケッチを描いて、どんな配置があるか、どんな組み合わせがあるか、ドローイングでタイトルの組み方の方針を決めてください。
この方針立ては、たくさんの良いロゴの形をどれだけ見たことがあるか?という経験がキモだったりします。アイデアが思いつかない人は、良いお手本を探しまくってください。パッケージの商品名や本のタイトルなど、とても参考になりますから、ぜひ、街に出かけることをおすすめします。
イラレ上で手を動かすことで良い形が発見できるって場合もありますが、足でデザインすることも時には必要です。
スケッチを参照しながら、イラレで実際に組み合わせてみましょう。
ある時点でフォントデータをアウトライン化したほうが作業を進めやすいかもしれません。その際、もしも後で必要になったらフォントのデータを参照できるように、アウトライン前のデータを残しながら進めましょう。
数少ない字数のタイトルでしたら、1行に納まるでしょうが、文字数が多い長いタイトルの場合は2行とか3行にしたほうが、面積を大きく扱えるかもしれません。
投稿者 yone : 2012年01月06日 10:12