12-02/フォントを注意して選ぼう|タイトルデザイン

■文字の特徴をつかみ、自分のタイトルをしゃべらせるのにいちばん似合った俳優を見つける。
 グラフィックデザインをアニメ映画に例えると、文字はセリフ、フォントは声優のに当たるほど重要です。
 フォントの種類はもちろん、大きさや太さによっても、文字の伝える印象は全く変わってきます。
 フォントの種類と大きさ、重さを選ぶときに、必ず考慮しなくてはならないのが、書いてある内容の「意味」です。
 タイトルを声に出して、いろんな読み方で読んでみましょう。意味をよく味わい直し、どういう印象をうけとってもらいたいかという方針をしっかり定めてからフォントを決めましょう。

 フォントを選ぶときのこつです。
 なん通りか試して、実際に見比べながら進めるとよいです。
 フォントの大きなカテゴリーは「セリフがあるか」「セリフがないか」ということだということをお話しましたが、そのセリフも斜めだったり、傾斜がなかったりで表情がちがいます。
 和文フォントの場合は「明朝体」「ゴシック体」というおおきな2分類がありました。しかし、フォントによって、「点」「はらい」「うろこ」「ふところの広さ」など、細かなところに違いがあります。
 ※↑こういう部分の違いは、人間に例えると「まつげが長い」とか、「首が細い」とか「唇がきれい」という、キャラクター性を司る重要なポイントです。

■全部同じ種類に決めなくても良い。
 単語ごと、接続詞だけ、頭文字だけなど、部分によって、違うフォントを選ぶのもよく使われるテクニックです。
 ただし、これも意味を考慮します。意味を強め、キャラクター性が濃くなる方向で選びましょう。

投稿者 yone : 2012年01月06日 10:12