06-02/並べ方を何度も目で確かめる
全体のデザインがいったんできあがったところで、試作品をめくって、もう一度ページの流れを確認します。
全体のリズムを確かめてみましょう。盛り上がる部分はありますか?盛り上がりを強調させるには、その前後を押さえたり反対の性格に編集することも必要です。
一冊の流れがスムーズに進むように、画像の色のレベルやピッチをいったんそろえます。
全体を整えたら、今度は単調に全体を同じリズムで流すのではなく、作為的に流れにおもしろい演出をつけてみましょう。
2こまぶち抜きのカットや小さい写真の部分を作っても良いのです。
色や質感をかえることで、他より強調された箇所があっても良いでしょう。
また、足りないものや、もっとこうだったらいい、と思える部分があったはず。足りないところはデザインを高めるチャンスの場所です。
取り直しや他の素材を組み合わせたり修正することで補えるようでしたら、ひと手間かけて補います。
工夫して補いましょう。
・写真の解像度はあっていますか?→拡大しすぎると、写真の決めが荒くなります。ピントはぼけます。使用する大きさに合わせて、もう一度撮影して、ピントの合った写真と入れ替えましょう。
・退屈なところはないですか?→同じようなアングルの写真が続くようでしたら、違う角度、クローズアップの写真に入れ替えます。
・Photoshopを使って、ゴミや目障りな物体を背景の色で塗って、消してしまうことができます。作品を見やすく、言いたいことを伝えやすくするために、事実を飛び越えて、明度や色を変更することあります。新しくきれいな世界を作るような気持ちで。この修正作業をレタッチといいます。
投稿者 yone : 2011年11月14日 10:32