04-02/ちいさな本を作る

 1冊目は小さな8ページの写真のブックレットです。
 毎日眺めるものの中から8つのシーンを取り出して並べ、ストーリーを作ります。
 テーマは「学校へ行く道」

 今日の授業では2冊の写真集を紹介しました。
 *荒木経惟「上海帰りのアラーキー」
 *川島小鳥「未来ちゃん」
 わたしの好きな2冊の例を揚げましたが、みなさんも書店や図書館などで、自分のお気に入りの写真集を探してみてください。
 どういうシーンを切り取り、どう並べるかで、作者の視点やものの考え方、その人が愛情を持っているもの、大切にしていることなど、その人の人物像が見る人に伝わってきます。
 さあ、自分で写真を撮り、一冊の本のなかに順を追って並べることで、言葉では説明できない今の自分の気持ちを表現してみましょう。

 毎日通る同じ道ですが、天気や季節、通る時間によって、きっと全く違うシーンになることでしょう。通る私たちの気持ちも毎日少しずつ違います。
 平凡な日常の積み重ねが未来につながります。ありふれた風景も切り取る人によって、いろんな表現の材料になりますね。
 カメラでいいシーンを抜き取ることを今日からスタートしてください。
 今日から、学校への道をよく観察してくださいね。
 来週は、撮影したデータをパソコンに移して来てください。
 

撮影のこつ=「誰に、自分のどんな気持ちを伝えるか」を決めます。「わかってもらいたいこと」がなんなのか、自分で自分の心を探ることも必要です。
その気持ちはどんな場面で置き換えればわかってもらえるのでしょうか。

投稿者 yone : 2011年10月31日 09:46