02-11/出力・トリムマークの処理
※ PDFの原稿を書き出す場合は、「トリムマークの外側は書き出されない」という性質があります。
もしも余分な画像を画面の外側に配置してあったとしても、トリムマークを作れば、そのトリムマークの外側に描いたものは画像に含まれないのです。この性質はウェブデザイン時などに利用できますね。
※CS4から、ドキュメントのサイズを指定すると、新規書類作成時に自動的に、ドキュメントの大きさで、トリムマークが作成されるようになりました。
CS4以前のバージョンでは、自分の手でトリムマークを作成しなくてはならなかったのです。
CS4、CS5を使っている学生は、
「ドキュメントを仕上がりのサイズで作成してデザインを進める」
「出力時に出力紙に、ドキュメントサイズより、一回り大きいサイズを選ぶ」
「入稿時に塗りたし領域(天地左右ともに3mmおおきい余分な領域)を足す」
「プリントサイズでは拡大縮小なしにチェックを入れる」
この3つを実行すれば、本来はドキュメントサイズを変更する必要はありません。
ですが、「ドキュメントサイズの外側に描かれたトリムマーク」は出力時には確認しにくく、また、プリンタによっては出力されないこともあります。
トラブルを少なくするため、この授業では、最初からA4サイズの用紙の上にトリムマークを作成し、さらに、デザイン進行時に、仕上がり寸法が確認しやすいように、出来上がりの寸法ぴったりに枠を作成し、レイヤーを分けました。
出力するときは、仕上がり寸法で作成した枠をレイヤーの可視ボタンをオフにして、線を見えなくしてプリントし、断ち切り線でカットします。
下記はこの授業の課題提出に関しての確認事項です。
・用紙サイズは制作物よりも一回り大きい書類を選べているか?
・出力サイズでトリムマークを作成しているか?
・トリムマーク作成後、アピアランスを分割しているか?
・トリムマークの線色はレジストレーションになっているか?
・トリムマークの塗りたし線まで画像を広げる。忘れていないか?
・ドキュメントサイズと同じ用紙サイズで出力紙を選ぶ。
・出力は2枚 提出には2枚とも使う。
・プレゼンするときは、1枚を仕上がりサイズにカット もう一枚はカットしない。
この授業以外でイラレを使用するときには、その場その場の条件を確認するくせをつけましょう。求められた状況に臨機応変に合わせることができるようになれば、パーフェクト、です!。
投稿者 yone : 2011年10月17日 15:32