03-01/アサヒスーパードライに隠された秘密

突然ですが、アサヒスーパードライ。このビールのラベルに込められた工夫について話します。
「Asahi」というメーカー名がどかん、と中央に配されて、そのメーカー名の上に赤いセリフ体で「SUPER“ DRY”」と商品名が配されています。
 DRYをかこっている「ダブルクォテーションマーク」に注目してみてください。
 ダブルクォテーションマークはふつう、「66」と「99」型が対になるルールです。ところがこのロゴは「66」の部分が「99」を左右に反転した形になっているでしょう。
 このロゴは、「Asahi」という社名を中心にセンター揃えでいろんな要素を並べています。センター揃えというのは、どこか格式が高く、正統な雰囲気が醸し出されるレイアウトです。
 ロゴを作った上原晶さんというデザイナーは、正統な雰囲気を強めるために、「“ DRY”」をしっかり四角く見せる必要があったのでしょうね。
 小さな嘘。これもマークを作る際に仕掛けられた工夫の一つです。

投稿者 yone : 2011年10月24日 11:59