01-07|良いものを観察する。これが仕事の第一歩。
「なにをどうやったらいいのかさっぱりわからない」という人に、ヒントです。
最初は雑誌や写真集を眺めてみましょう。できればふだん、自分が見ることのない、本を開いてみる良い機会です。
ちなみに、ブックオフにいけば、安い値段で、雑誌のバックナンバーが手に入るので、狩りに出かける気分で参考書を探しに出かけましょう。
- 気になったページを切り抜いたり、コピーをとったりしてみる。
- これは、イメージの方向を決める上ではとても効果があります。
切り抜きの中から、自分の本になりそうな場面をピックアップします。
集めたものを自分の周りにばーっと広げて(部屋が散らかりますが)眺めてみましょう。
不思議なことに自分がどんなものを作りたいと思っているかが、感じられてきます。
- 写真を撮りにでかける。
- デジタルカメラや携帯のカメラで、切り抜いた写真とおなじような場所を探して、撮影してみるのもイメージを練るのに良い方法です。
切り抜きぴったりの場所など、見つからないにきまっています。同じでなくてもいいのです。ただ、雑誌のカメラマンの使ったカメラの角度やものの入れ方、光の感じなどを想像して自分でも試すことで発見があります。
お手本をもとに、神さまあなたにくれたチャンスと自分の個性とつかって、自分の写真に入れ替えていきます。
- それでもアイデアが浮かばないときはなにか一つ、「しばり」を作りましょう。
- 色や形を決める。
- 看板などの文字を採集する。
- 選ぶ題材についてポリシーを決める
- ex:空間限定
- 時間限定
- コンセプト
- 広告などの仕事では「コンセプト」という「仕事を進めるうえでの合い言葉」を掲げます。いろんなクリエーターが共通の「しばり」を意識しながら共同作業する、というようなことが行われています。
- 例えばファッションの仕事だとすると、「今年のトレンドを感じるキーワード」「話題の国」「流行の色」などから、何種類かのキーワードを組み合わせてだれもが理解しやすい「全員が目指す方向を一言で表現するWARD」=「コンセプト」を掲げます。この標語に基づいてカメラマンはモデルや撮影場所を選び、撮影するのです。デザイナーは納品された写真をコンセプトを意識してデザインします。こうして、みんなが同じ目標に向かって進むと、ばらばらに仕事を勧めていても、立派に「今」の表現になります。
- 今回はみなさんも作品制作に入るまえに「コンセプト」を掲げてみましょう。
投稿者 yone : 2011年10月11日 06:36