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13-02/スケッチは「決める」ため必要

 ラフスケッチが描けない!そこで止まってしまって、制作に入れない人の気持ち、わたしもわかります。素描ってそれ自体がけっこうなスキルのいることなので、描き慣れない人にとってはたいへん難しいことと思います。

 そんな人に勇気が出るように、わたしの最初のへなちょこスケッチをお見せします。最初は落書きでいいです。丸とか四角とかをなんとか組み合わせて、あとは棒線を引っ張って説明書きでおぎなっても良いのです。
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 なんでラフスケッチが無いとダメなのか?というと、描いておかないとどんどん考えが変化してしまい、とりとめのない迷路に迷い込み、時間切れになりやすいからです。
 地図を持ったり、時刻を調べないでハイキングに出かけるのと似ています。時間や予算に余裕のあるときでしたら、行き辺りばったりのほうが、発見も多い旅になることでしょう。むしろ自然の成り行き任せのほうが有意義な経験になるかもしれないくらいです。
 しかし、仕事の場合かならず頼んだ人がいて、予算も期限も決められています。寄り道や道に迷う事のないよう、スケッチは必要なのです。
 ただし、そのスケッチじたいは商品にはなりませんし、仕事内容を共有する仲間(今回はわたしとみなさん)の間に、「なにをめざして、どんな感じにしたいのか?」が伝わればOKです。
 描画が得意な人は手を動かす事で脳の奥から思わぬ思いつきが転がってくることがあります。手と脳はつながっているのかもしれません。わたしは、へなちょこスケッチを描いているうちに、下のようなアイデアが降臨いたしましたので、採用します。これでいきます。きめたら、スケッチがいくらよれよれでも、制作方針はぶれないように進めます。
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