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12-11/印刷原稿を入槁する場合に必要なもの

 印刷には大きく分けて2つの種類があります。
 オンデマンド印刷というのは一般のプリンターと同じ、トナーを紙に吹き付けていくタイプのデータ出力の一種です。
 枚数が多くなると、プリンタで出力するよりも、オフセット印刷をしたほうが、コストが安くなります。
 印刷用の原稿として、データを印刷会社に引き渡すことを「入稿」といいます。
・入稿した「.ai」のデータから、印刷会社はC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(黒)の4色のインクを刷るための版を4枚作ります。
・データから版をつくる製版の技術は、精巧な技術です。印刷会社や印刷機によって持ち味が違います。
・正確なデータを仕上げ、色や出来上がりのイメージを印刷の職人さんに間違いなく伝えるのが、デザイナーの任務になります。
■印刷入稿に必要な3点セット
1.データ
 メモリスティックでなく、CD-Rに焼く。
2.仕上り見本
 出力でプリントした見本を一枚添付します。
 写真や色が間違っていないかを、実物に近い紙の状態で確認するために必要です。
3.注文票
 印刷会社に用意されているシートに、注文を記入します。
 仕上り枚数や大きさ、紙、印刷の色数、使われているソフトのバージョンやフォントなどの確認をするための書類です。
■入稿までにはっきりさせておくこと
 入稿のときに印刷会社に伝えるインフォメーションは次の通りです。原稿を持ち込む時までに決定しておきます。
・制作枚数
・紙の質と厚さ
・値段
・納品日
・納品場所
・支払い方法(請求先、支払い期限、支払い方法など)