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28 maart 2009
フォントものがたり /著作権の話
ともだちの宝物をみせてもらう。ラオスから持ち帰った、ねことぞうのコースター。あきらかに手仕事。ぬくもりがかわいくてかわいくて。
モリサワという文字の会社があって、本日はフォントの話を聞きにいってきた。フォントの著作権の話。
印刷物や映像に使われている文字の形は、一文字一文字をだれかがデザインしたものなんだよ。だから文字には、著作権がある。デザインをしたり、本を作ったりする人は、お金を払って文字を買ってきた。
文字に料金がかかっているなんて、知らない人もいるでしょ。パソコンやソフトを買うと、いっしょにパックになってるから、気がつかないかもしれない。あと、ただで使っていい文字もあるしね。でも、たいていのデザイナーは文字にものすごく神経とお金を使う。文字は形にキャラクター性を持っているから、うまく種類を選ぶことでムードを作ることができる。ビジュアルを作る仕事に就くと、たいていの人は無料の文字だけではもの足りなくなるのだ。
文字にはいろいろな「字形」があり、意味を伝えています。そのデザインのことを「字体」という。似ているからややこしいのだけど、字体がかもしだす表情の種類のことを「書体」と呼んできた。「書体」がパソコンなんかで使い回しのできるデジタルデータに置き換わると「フォント」という単語に変わります。もともとは同じデザインの欧文活字のことをさす言葉だったのだけど、日本語で「フォント」っていえば、デジタルの文字のデザインのこと。頻繁に使われるようになったのは、パソコンが普及して、Adobe社がIllustratorとPhotoshopを開発してからです。
モリサワって会社は日本のフォントメーカーのひとつで、昔からデザインしてきた印刷の活字から写真植字を作り、写真植字をデジタルのフォントに置き換え、文字を時代に合わせて育ててきた。
一口に「作りかえてきました」といっても、それは大変な仕事で、なぜかというと、日本語はむちゃくちゃ字体が多いから。どのくらいの種類を作んなきゃならないかというと、ひらがな、かたかな、数字とアルファベット、簡単な漢字、それと難しい漢字、記号なんかも全部あわせると1セットに2万字以上ある。 そいつらをこつこつ、コンピューターの性能に合わせてデジタル化しつつ、新しいデザインも開発してきた。フォントのにかかる費用はその労力に対しての対価である。
受け取る側の状況に応じて、文字のデザインも使用する条件も変わる。パソコンが新しくなったり、画面がコンパクトになったり、携帯でも文字を受けたり送ったり、と、何かが進歩するたびにフォントの境遇も変わってくる。そうなると、どこまで著作権が生きてて、どこまでがフリーか?という線引きが謎だった。
モリサワさんに教わったことをそのまんま書くと、アウトライン化やビットマップ化など画像化された文字に関しては、ご自由にということです。ただし、文字に手を加えないでそのまま、会社のマークに使ったり、商標に登録するのはNG。商標登録されちゃうと、もう、その形と同じ形状のものを他の人は自由に使えなくなるものね。
それと、今はFLASHのサイトなんかで、フォント情報を受けた側で操作するなんてことがよくある。ダイナミックテキストっていう機能を使ってその仕組みを作るのだけど、その場合は注意が必要です。今、決め中ということでしたが、Webサイトでも著作権のあるフォントを受け投げするようになると、別途料金が発生してくるそうですよ。
投稿者 midori : 01:00 am | コメント (0)
21 maart 2009
高速道路料金1000円ばんざい
千葉の田舎をドライブ。畑も森も、ぱっと見は先週と同じようだけど違う。いくぞいくぞ、でるぞでるぞー、ってつぶやきでいっぱい。
お彼岸を過ぎました。窓が明るいです。きのうは生まれて初めて、ぼたもちを自宅で作ってみました。
餅米を炊飯器で炊いて、すりこぎで半分くらいつぶす、と聞いていたんだが、どうもつぶしすぎたもよう。それと飯が柔らかすぎたのもあると思う。球形っぽくならず、次第にとろーっとコロッケのような形に流れた。味は悪くないんだけど、あまりにも脱力したぼたもちとなった。あまりの不気味な形状に、すりこぎをお借りしたお隣に差し上げるわけにも行かず、お重箱一杯の面積の広い平たいぼたもちをせっせと家族で食べてました。でも、おいしかったよ。
あと一週間くらいで新しい年度に入りますですね。
ニュースで言ってたけど、高速道路の料金が全国どこにいっても1000円!ってアイデアを考えた人は偉いと思う。よねさえも「車でどこか行かないなんてどうかしている」って思うくらい、画期的な策だと思う。車が売れるようになって、またたくさんの人が忙しくなるといいね。
高速料金に刺激されたわけじゃないけど、よねにも今、考えをぐっと変えて、違うやり方をしてみよう、と、思っていることがあるので書きます。
4月から、スケジュールの立て方を変えてみようと思います。数年間ずーっと、落ち着いて自分のための本や文を作ったり考えたりする時間がまったく取る余裕がなく、現在自分の仕事がまったく進んでいない状態だったのですが、この4月から毎週、なににも征服されない「自分のための日」を義務つけて取ろうと考えています。
だいたいよねは今まで、「すること」がないとつぎつぎに空いている時間に何か用事を詰め込まなくてはいられない人でした。スケジュールの空きが不安で不安でしかたなかった。なにか仕事が入っていないってことは、来月再来月の収入がないってことだもの、あたりまえといえばあたりまえことだけど、「家にいる」ってこと自体に罪悪感さえ感じていたのだ。
でも、ここのところいろいろなことがあり、「今までと同じ働き方ではいけないんじゃないか」「ただ忙しいだけではダメなんじゃないか」と思いはじめた。これまでは、人様からいただけるお仕事に自分をあわせることでいっぱいいっぱいであった起業初期であったが、今後は人の役に立つことを自分から提案していくってこともしなけりゃならないステージに到達しつつあるのかも。
長年の忙しがりやの習慣をあえて変えてみようと思う。着実に人のためになるということが重要なのであって、舞台はなにも世界規模、全国ネットを目指さなくてもいい。自分に合った規模でちんまりとちっちゃなビジネスをずーっとやっていく。そうなれたらいいなあ。
こういうときに、ホームページが自分で作れるってすごい武器だね!。
投稿者 midori : 09:59 am | コメント (0)
13 maart 2009
印鑑がいらないってすごい 電子申告の星2
今朝、うぐいすの声を聞いた気がした。咲いていたうちの庭の桃。にほんむかしばなしのテーマがこころの中に流れる。いいな、いいな、にんげんっていいな。
電子申告の巻、最終回です。
うんと経理や税金に明るい人と、最初から税理士さんとかに会計を任せることの出来る人以外は、きっと今年のよねと同じような険しい道を歩くかも。しつこいかなあとも考えたけど、電子申告の一部始終を書いておきます。時間がもったいない人のお役に少しでも立つかもと思って。
利用してみた感想は、宣伝で歌われているような簡単なものではなかったです。きっと税務署で働く一部の人にとっては、少しは便利なんだろうけど。利用する側からしたら、時間かかり過ぎ+面倒臭さ三倍。プラス1210円の出費。現在のところは手書きのほうが、窓口で行列したとしても、ずっと効率いいです。お忙しい人はやめましょう。というか、このままの面倒臭さであれば、何年たっても日本国の申告の完全電子化は広まらないと思う。
しかし、すばらしいなと思う部分もある。
だいたい、納税の書類なのに印鑑が一カ所も押すところがないってのは、すごいことだよ。電子申告では、源泉徴収票や保険の支払い証明、領収書などの書類の提出を省略できる。記録の紙を一片たりとも提出していない。だが、還付金が戻ってくるのだ!これって、全国の人が独りでできるようになったら、すごい量のペーパーレス。うまくいけばすばらしい物だと思うが、初期の準備にこれだけの手間がかかるとは。どうにか直していただきたいものである。
さて、続きです。よねはカードリーダーをわざわざ買いたくなかったので、青色申告会に出かけた。3月6日の午後1時。受付を済ませると電子チームはノートパソコンが4機置いてあるがらーんとした部屋に案内された。
前のブログで述べたブルーリターン先生の他には、大柄で白髪のおじさんが青色申告会のブレーカーを着てじっと座っている。奥の明るい窓の横におじさんの席が作ってある。おじさんはおそらく70代。旭山動物公園のシロクマくんみたいだ。よねが前に働いていた会社の総務部長に少し似ている。
まずは、ブルーリターン先生の指導で作成した決算書をUSBにコピーして、シロクマ部長のパソコンにデータを移す。
既にマシンは国税庁のサイトと接続し、初期設定を終えてあった。いよいよ電子申告をするのだ。
よねは自分で申告、してみたかった。いちおう、「じぶんでやりたい」リアクションはしてみた。ところがシロクマ部長はモニター正面の席からどかない。
シロクマ部長はキーを1文字1文字入魂して打っていく。おそらく、街のパソコン教室か「生きいき大学」にでも行って、キーの入力方法を覚えたばかりっぽい。「東京」を「冬期用」と打ち間違えるよねの母とどっこいどっこいの実力と見た。よねの名前を紙を4回も見直して変換してくださる。慎重なのは良いことだ。けど、暗証番号まで、シロクマ君が打ち込んだら、暗証番号の意味ないだろー!
とうとうシロクマ部長はおしまいの送信ボタンを押すまで、キーボードとマウスのイニシアチブを譲らなかったのだ!
キーボードを前にして困っている人が横にいると、放っておけないのがよねの悲しい習性である。横の椅子で、モニターをはらはら見つめ、「はい、Shift押して、そうそう!」などと、自然にサポートしている自分が悲しかった。(うえーん!)
本人確認に何面もの画面を通り抜けなくてはならなかったが、いったん入ってしまうとモニターの中では、先の会計ソフトで作成したデータがまるまる確定申告のフォームに転記されている。数字の間違いや書き直しの心配か皆無。初心者にとってはとてもうれしいかも。
来年はシロクマのいない日を狙って来よう。そいで、自分でやってみよう。そのうちに、カードリーダの値も下がることであろう。そしたら自宅でやってみよう。
シロクマ部長に、途中経過と登録した画面と送信結果をプリントアウトしてもらった紙束をいただいて、よねの平成20年度の確定申告は無事、終了した。(おわり)
投稿者 midori : 03:37 pm | コメント (0)
11 maart 2009
電子申告を体験してみた 1 住基カードへの道
保温性が抜群でしかも軽い、かさばらない、漏れない。Sサイズのコーヒー1杯分の容量。熱いお茶をつめて出かけるときはいつも持ち歩いている。
今年、会計ソフト「ブルーリターン」を購入したときに、e-taxのチラシがパッケージに添付されていた。
そこには、
「ネットでカンタン♪申し込み!
e-taxを利用して所得税の申告をすると
1. 最高5000円の税額控除を受けることができます。
2. 添付書類の提出または提示を省略できます。
3. 還付金を早く受け取ることができます(3週間程度に短縮)。」
との文面が、イラストと共に書かれていた。いっかにも簡単そう。よねにもできそうな口調である。
e-taxを利用する前に準備することがあるという。
1. 電子証明書の取得
2. 開始届出書の送信
3. e-taxの初期登録
なんか、面倒くさそうだったが、なにごとも経験である。
チラシでは手順は3項目だけど、国税庁のホームページをちゃんと読み込んでみたら、実は1番の「電子証明書の取得」には、厳密にいうと3つの仕事が含まれていたのであった。
1. 住基カードの取得
2. 電子証明書の取得
3. ICカードリーダの購入&ドライバのインストール
げげっ。「カードリーダーは2000円から4000円」? なんだとー?。買いたくない。
ここで、青色申告に問い合わせる。
「青色申告会の電子申告コーナーにお越しいただければ、カードリーダーが備え付けてありますので購入は不要です」
だって。
青色申告会館まで出かけたら「家でできる」というメリットはゼロじゃん。へっ? あんた、それでも電子申告かい?
確定申告の全体の手順さえおぼつかないよねである。どこが電子で、なにが普通の申告と違うのかさえもまだわからない。いっぺん、体験してみないかぎり、謎は永遠に解けないだろう。
注意書きをもっとよく読むと、
「住基カードの取得は市町村窓口で申し込み、発行料は500円程度」
となっている。なにー?手数料がかかるのか? それも事前に役所に行かなきゃなんないのかいっ?
くじけそうになるが、
「なにごともけいけん、とにかくやってみよう」
と言い聞かせて、よせばいいのに強風の中、マスクをかけて家から徒歩10分の区役所出張所に出かける。
出張所に着くと、窓口の男が
「住基カードはここでは発行できません。区役所まで行ってください」
だって。おいおい、住基カードってなにさっ。出張所では発行できないほど、恐れおおいものなのかっ? 区役所まで歩くと4〜50分はかかる。不本意だがモノレールで行くことにする。(駅までと待ち時間を合わせておよそ30分。乗車料金210円)
区役所はわりとにぎわっていた。
「住基カード取得の方はこちらに名前をお書きください」
という手書きの張り紙の下の名簿に名前を書き込む。直前の人までチェックが入っている。そんなに待たなくてもよさそうである。
と思ったのは早合点であった。名前が呼ばれ、商店主っぽいおじさんがカウンターにすわった。対応している役場のおにいさんは、席を立つとどこかへ消え、戻ってくるまでおじさんはしばらく待たされている。
職員が再登場するまでの間、よねは柱に貼られたポスターで、「住基カード」ってものがどんなものなのかをたっぷり学習する。市が発行するIDカードである。運転免許も保険証もない人が、身分を証明するためのカードである。写真入りと写真なしの2種類から選べる。「電子署名」は、きっと申告書に押す「印鑑」の役割を果たすためのものなんだろうと察した。暗証番号で本人との照合をするらしい。
戻ってきた市役所員の手にはひらひらと何枚もの書類がはためいている。げげっ。「住基カードを作ってもらう」とは、そんなにもたいへんな儀式なのか。
またまた、「もうやめよう」と思うが、
「ええい、なにごともけいけん!」
と言い聞かせる。
市役所の人は、カードを機械に差し込んだ。ボタンを渡されたおじさんはなにやら入力する。いったん席を立つと、別のブースまで案内され、そこのモニターでも何かを打ち込む。おじさんが終わり、やっとよねの名前が呼ばれる。
申し込み書を渡すと、住基カードの発行料が500円と、電子署名の発行代が500円だと知らされる。
もうほんとうにこのまま家に帰ろうかと考えたが、
「ここまできたんだから。なにごともけいけん」
と思いとどまって料金を支払う。
もう後戻りはできない。意地でも電子申告してやる。
職員が席を立ち、よねは先ほどのおじさんと同じように、席に取り残される。
お兄さんが集めてきた書類は住基カードの領収書と電子証明書の領収書と、説明のパンフレット、カードリーダーを電気店で各自購入する際のおすすめ機種とメーカーと電気店のリスト。それと、なんと、
「住基カードにはお名前の1文字が違う字体で記録されています」
の証明書であった。
すみませんが住基カードさんは「米澤」の「澤」を持ってないので、あなたの名前は「米沢」になってますよ、だって。澤くらい持ってないの? 仮にもあんた、市役所の証明書でしょ。いつ、誰がつくったシステムだいっ!
係のお兄さんが悪い訳ではないが、あんまりのぎくしゃくぶりに、
「チラシには簡単って書いてあったからやってみたけど、わざわざ市役所来なくちゃなんないし、お金はかかるし、時間はかかるし、字は違うし、ちっとも親切じゃないですよね。市役所の方が悪いわけじゃないけど、簡単って書くのは間違いじゃない?」
とよねが言うと、お兄さんのかわりに横にいた中年の職員が
「そうですよねえ。ほんとはこれも県の仕事なんですけどね。市が動くことになっているんです」
とコメントした(ほんの少しうれしそうに)。
区役所は区役所で愚痴があるらしい。
気を取り直して
「申告用のお客さんは1日に何人くらい来られるんですか?」
と聞いてみたら、
「そうですね〜。今日はまだ少ない方で10人くらいです。」
だって。ちなみに3月2日までの最高は18人だったそうだ。(数えられるってことは、きっとこのお兄さんがこの期間、ずっとここの担当を守っているってことか。一人当たり30分として×18人およそ9時間。)
区役所に着いてから住基カードと電子署名を無事取得して脱出するまでに、きっかり1時間かかったぞ。(まだ続く)
投稿者 midori : 04:21 pm | コメント (0)
06 maart 2009
青色申告ソフト ブルーリターンで決算
3月の必需品。リコラアルペンフレッシュ。強力なのに、割れても口の中で凶器にならない優しさ。やはり口腔に突き刺さらないという理由で気に入っているフォルチュアトローチとヴィッシーのミント。それとキャンディーではないけど手放せないメンタムリップ。唇にも、鼻の下にも、そして目の周りにも!
確定申告クリア!だ。やったー。
1昨日は11時に千葉の青色申告会に到着して、午後1時からの相談予約を取った。「こんなんでまかりとおるか、よねのなんちゃって経理」の決算報告をチェックしていただいたのだ。そのあとその場で確定申告も終了。今年は「電子申告」というものに初挑戦してみた。
青色申告会ご推薦の「ブルーリターン」というソフトを年末に購入してみたため、またまた確定申告ぎりぎりになっての一気入力となる。開業時に購入した弥生会計より、保守費用がだいぶ安いので今年から乗り換えてみた。まあ、当たり前のことだがインターフェイスがぜんぜん違う。使い勝手がよくわからない。初期設定などを終わらせるまでにゆうに半月が経過してしまった。それから1年分のデータ入力。
預金通帳→現金出納帳→売掛帳という順番で、それぞれの帳面を1月1日〜12月31日までをだあーッと縦に入力していった。ほんとは、経理って毎日、毎月ちゃんと積み上げていくもの。だけどよねはいっき打ち。
通帳とレシートや領収書、請求書などの数字をたよりに、ただただ辛抱強く数値を入力していくのだが、よねはじつはこの作業むちゃむちゃ早い。数値入力は得意ってわけではないが、苦ではない。ちょっと楽しみでさえある。
なにが厳しいって、会計の知識がまるでゼロ。だから、パソコンから求められる質問の用語からすでに「?」だらけなことだ。お国の定めた納税の仕組みがまったく理解できていないところからのスタートなんである。
青色申告会のブルーリターン担当の先生に間違えを教えていただいたのは減価償却部門の処理。よねの固定資産といえば例えば、このブログを今見ているMachintosh。購入時に20万円を越えるものは会計上、いったん資産として登録してだんだんに価値を下げていく、という処理をすることになっています。これを固定資産として入力していなかったことで何回もエラーが生じていた。
ブルーリターン先生はよねのちっちゃなVAIOにかぶりつきになってカーソルを繰り、「あー、わかりました、わかりました」といとも簡単に欠陥をみつけてくださった。神業に見える。
ソフトの売り文句の1つに、e-taxという最近始まった電子申告のシステムに連動していて、確定申告を家でできるという点があった。
混雑した税務署で行列をしなくてよいのだ!家で電子申告!なんてすばらしー!
それを成し遂げるために、どんな踏み絵がまちかまえているのか、手間がかからないというのは本当なのか、なんの疑いも持たずに挑戦してみたよねであった(続く)。
投稿者 midori : 10:56 pm | コメント (0)
02 maart 2009
沈丁花の香りと桜が散る間に
先週からこんな感じ。もっとも不得意とする分野で四苦八苦しどろもどろのよね。電卓くわえてじたばたしてます。「青色申告+確定申告」は年に一度の会計祭り。いよいよフィナーレに突入。
沈丁花の香り。花粉症を知らなかった時代は思い切り好きなシーズンだったのに。
よねは、いったいいつから花粉症か?ということが、重大になってきた。花粉症について、耳寄りな話を知った。
多くの経験者が語るのだ。花粉症って発症してから30年たつと軽くなるんだって。ぴったりなくなるわけではないが、はくしょんも鼻水もだんだん少なくなって、過ごしやすくなるそうだ。
大学3年の春休みは実家に帰っていた。2月24日に初めての海外旅行に旅立つ予定だったのだ。出発の直前、鼻が出はじめて体がだるくなり、すわ、風邪か?旅行行けなくなるか?と思って、一日ベッドでおとなしくしていたのを覚えている。
生まれて初めての長旅の前で、ナーバスになっていたこともあったけど、とにかく前日にどうしようもない不安とだるさの中にいた。翌日、飛行機に乗ったとたんに元気になって、ちゃんとそれから20と数日の旅程をこなして無事に帰ってきたのだけどね。あの時の体調は、今の花粉症そっくり。
旅の翌年の春休みは就職先の広告会社へアルバイトとして出社していた。会社といっても、住居用マンションの2戸分を会社に改造して営業している小さな現場だった。
やしきごりさん(仮名)ってディレクターがいた。この方はすごい花粉症で、その存在がよねの一番の悩みの種であった。デザイナーの部屋でだれかがスプレーのりを使うと、ずうっとやしきごりさんのくしゃみが出っぱなしになる。初めて見るくしゃみの連発は衝撃的であった。
「早く止んでくれー」。よねは心の中でいつも毒づいていた。やしきごりさんは酒を飲むとき以外はいつもマスクをかけていた。口元が見えないと、人は常時機嫌悪そうに見える。&、指示の言葉が聞こえにくい。
やしきごおりさんからの作業指示をどうやってかわすか、が、アルバイトよねの最大の心配事であった。夜寝る前には「4月からはやしきごりチームに入れられませんように」なんて神様にお願いしてた。
花粉症=やしきごりさんの代名詞みたいに言われていたので、「よねちゃん、それって花粉症なんじゃない?」とか言われると即刻否定してた。
当時そんなよからぬことを考えていたばちが当たっので、今、こんなにひどい花粉症に苦しんでいるのかもしれない。花粉症を笑う者は花粉症に泣くのだ。花粉症の人にはやさしくしようね。
社会人になってしばらくは、春先にいつも風邪っぽくなるなあと自覚していて、医者には行ってた。その医者はアレルギー検査なんてしないで、普通に風邪薬を出した。飲んでも飲んでも2か月ぐらいずっと調子悪いままだった。風邪じゃなくて花粉症だったとしたら、違う薬を飲んでたってことになるな。
よねの花粉症が、もしも大学~就職したあたりで発症していたのだとすると、もうじきに25th Aniversary。花粉症卒業の日って、おれにもいつか来るんだろうか。今のところはまだまだ鼻水爆裂、のどもいがいがだが。