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7-01/印刷用の原稿にする(トリムマークを作る)
■デザインの済んだポストカードの書類を印刷用のデータにつくりかえましょう。
素材のダウンロード post.zip
まず、トリムマークをつくります。
トリムマークは印刷の版を作る際に必要な印刷領域と裁断線を記したマークです。
1:ドキュメントの基準点をドキュメントの左上のすみにあわせる。
・ルーラーを出す。→Ctrl+R
・定規のx軸とy軸が交わる、画面の左上の小さな四角にカーソルを合わせて、ドキュメントの左上の角にむけてドラッグ。
・ドキュメントの角でカーソルを離すと、定規の0ポイントがx軸y軸ともに
書類の左上に合う。
2:トリムマーク用の長方形を描く。色は黒、線はなし。(もうすでに仕上りの大きさに長方形が存在する場合は、その長方形を選択。こちらの四角も色は黒、線はなし。(2〜4の行程は省略)
3:変形パレットを出して今描いた長方形を選択し、
変形パレットの参照ポイント(左上の9粒のぷちぷち)を左上に合わせる
・x=0、y=0、w=150、y=105(縦型の人はxyの数値が反対)と数値を入れる。
・書類サイズぴったりに長方形が重なる。
4:選択をしたまま「メニューバー」の「フィルタ」の「クリエイト」「トリムマーク」を選択。
・トリムマークができるが、もとの長方形のパスは残っている。選択しなおす。
・ctrl+Cでコピー、crrl+Fで前面にペースト
・前面にペーストした長方形を選択したまま「表示」「ガイド」「ガイドを作成」
→長方形のガイド線ができる。
5:地色が塗りに指定されている長方形を、3ミリ外側の「塗り足し線」に作り替える(手でドラッグしても、変形パレットを使っても良い)。
6:背景色や背景画像、裁断線で切れる画像などは、
トンボの内側の断ち切り線の外側、「塗り足し線」まで絵柄を続けて伸ばす。
・ダイレクト選択ツール(白矢印)で角のアンカーポイントだけを選択して、
外側の「トンボ」をつないだ線までドラッグ。
7:ハガキサイズだったドキュメントサイズを印刷用原稿に変更する。
・「メニューバー」「Illustrator」「ドキュメント設定」
「ドキュメントを編集」ボタンを押すと、ドキュメントサイズを変更する画面に入る。
コントロールバーに、WidthとHeightを指定する欄があるので、A4横の書類サイズW:297mm、H:210mm(縦横が反対でもよい)に設定する。
ツールボックスのツールを持つと、暗い編集画面からふつうの画面に呼び戻る。
8:いったん保存して、さらに別名保存→Illustrator方式「自分の番号+名前.ai」
9:使用した文字を選択し、右クリック「アウトライン化」
*別名保存した意味は、アウトライン化する前に、フォントデータのままの
バージョンも押さえておくためです。
・こうしておくと、文字の間違いを発見したときに、スムーズに修正できます。
・アウトライン化後のデータを保存しましょう。
・保存したデータを紙に出力してみましょう。
※出力機側の環境に自分のデータを合わせます。
Fedex kinko'sなどの出力センターでは「.ai」ファイルの出力が可能ですが、
相手のIllustratorのバージョンが低いと、書類が開けません。
※出力センターのPC側のバージョンを確認します。
・もしも出力側のソフトのバージョンが低い場合は、最終原稿を保存する際に、
バーションを「CS2」または「CS3」に落として保存します。