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2016年04月21日
2-04/ダイレクトツールで丸を変形させよう
白矢印、ダイレクト選択ツールは、点や線のみを選択して、形を編集するときに使用します。
白矢印で、オブジェクトのアンカーポイントの一つを選択して、形を変えてみましょう。
アンカーポイントの一点の位置だけを動かすと、他の点は固定されているので、形が変わります。
アンカーポイントを選択したときにポイントの両脇に現れる、細いヒゲのような線とその先の点を「ハンドル」と呼びます。ハンドルの先の「方向点」も、ダイレクト選択ツールで動かすことができます。
方向線の角度を動かすと、カーブの向きがハンドルにつられるようにして変化します。
ハンドルの長さは、曲線の張りの強さを表しています。ハンドルを長くすると、カーブの強さが強くなります。ハンドルを短くすると、曲がり方が弱くなり、直線に近くなります。
ハンドルがアンカーポイントに重なったときは「曲がる力=0」の状態です。曲がる力=0は直線と同じです。滑らかさが失われ、とんがった角ができます。
しかし、次のアンカーポイントには「曲がる力」が記録されたままですから、一点のみがとんがっていて、他は滑らか、というしずくのような形ができるのです。