8回目|5月30日(月)・6月3日(金)の授業復習ノート
本日の素材ダウンロード(kiso_ps05.zip)
最終回テーマ:「知っていると深く使える!Photoshop機能とTips特集」
最終回は知っていると得するPhotoshop機能とTips特集です!
基本的な機能でないので使わなくてもWorkできるが、知ってるとさらに綺麗に早くできる、基本機能をマークしてみましょう。
授業に出てきたキーワード
①RGBとチャンネル・アルファーチャンネル
②描画オブジェクト(Photoshop上のベクターデータの働き)
③スマートオブジェクト
④RGBとチャンネル・アルファーチャンネル
最終課題:前回の宿題「世界一美しい生き物」の画像をブラッシュアップ、またはストーリー性を加え発展させる。
前回の宿題にさらに手を加え、ブラッシュアップします。いくつか方向性を書きます。
どれか一つを満たしていればOKです。
【さらに美しさを加える】私の目を楽しませ、私を幸せな気持ちにするイメージに進化。
【ストーリーを加える】前回作成した「新生物」の画像に別の写真をもう一枚組み合わせて、見た人が思わず吹き出してしまうような愉快な場面に発展。
【意味や機能を加える】
スマホやデジカメで自分で撮影した写真や探した画像、自作のイラストなどをもう1点、加える。新しい意味を追加したり、奥行きを深める方向でもよい。
注意する点
人を中傷誹謗するような内容はNG。
多少セクシーな表現や恐怖感を盛り込むのは良いが、見た人が不愉快になる表現はNG。
著作権と肖像権を侵害していないこと。
・画像の大きさ:1200×800px
・カラー形式:RGB
・ファイル名と保存形式:自分の学籍番号と名前.psd
提出方法
ファイル名は「自分の番号+名前_last.psd」。
Google classroom「最終課題提出ボックス」に投稿する。
※送れなかった人はzipに圧縮して、メールに添付して送信してください。
宛先:yonezawamidori@dhw.ac.jp
締め切り
月曜日クラス:6月5日(日)23時59分
金曜日クラス:6月9日(木)23時59分
採点のポイント(合計20point)
画質が劣化していないか?(画像の扱い素材選び)→3point
必要な部分を正しく切り取ることができているか?(選択範囲)→3point
合成がきれいか?(丁寧さ)→3point
適切な色を選べているか・わかりにくいパーツはないか?(色の選択)→3point
一目で笑いをとれたか?(テーマの設定とサービス精神)→3point
前回から進歩があったか?(努力)→5point
08-01/チャンネルと色の関係
下の図はPhotoshopのレイヤーで「R」「G」「B」という3枚のレイヤーを作り、それぞれに塗り分けたレイヤーを
08-02/チャンネルは色をつかさどる心臓部
さいごにチャンネルについて勉強しましょう。
本日の素材の中から、「01channel.jpg」を開きましょう。
レイヤーを複製して、lessonフォルダーの中に今日の日付のフォルダーを作り拡張子を「.psd」にして保存しましょう。
ウィンドウメニューから「チャンネル」を選び表示します。
チャンネルはレイヤーパネルそっくりですが、最初から「RGB」「R」「G」「B」と4つの欄が表示されています。
最初は全部が選択され、全部に目玉印がついています。
「Redチャンネル」「Blueチャンネル」「Greenチャンネル」すべての光が発光されている状態です。
Photoshopの画像は「R」「G」「B」、3色の光線を混ぜ合わせて色を表現しているのですが、この「チャンネルパネル」では、一つ一つの光の具合を確認することができます。
「R」「G」「B」をひとつひとつ選択してみましょう。他の色の表示が消えて、単色になります。
このときに、「チャンネルにカラーを表示」の状態になっていると、それぞれの光が目に入り、わかりずらいので、環境設定を開いて、「チャンネルにカラーを表示」の表示をはずしてみましょう。
一つのチャンネルを選ぶと黒白の画面が確認できるようになります。
チャンネルを切り替えて、画面のいろいろな部分のいろいろな色が、どのような強さで出力されているのかを確認してみましょう。
黒い部分は、出力「0」の状態です。
光ですから、ライトを消して、真っ暗になった状態だと考えるとわかりやすいかもしれません。
白い部分は、出力「全開」の状態です。
こうして比較してみると、いろんな色がRGBの光をどのように配合して表されているのかがわかって、楽しいですね。
08-03/チャンネルをつかって大胆に画像を加工
Photoshopには様々な色の調整のツールがあります。
いろんな機能がありすぎで、最初はなにがなんだかわからないのですが、このチャンネルがすべての色の機能を司っています。色や出力のレベルを整えることは、すべてこのチャンネルにつながっています。RGBそれぞれのチャンネルの濃度や各色のバランスを変えている、ということにほかならないのです。
RGBのチャンネルで光の色の仕組みを知ることで、色の調整が楽にできるようになるでしょう。
チャンネルを加工につかうこともできます。
REDチャンネルの画像だけを表示して、全画面を選択して左にずらすと色のルールが乱れたPOPなイメージを作ってみましょう。
08-04/アルファーチャンネルに選択範囲を保存する
通常のRGBモードで選択範囲をつくってみましょう。
チャンネルパネルを表示させます。
パネルの下辺にある「アルファーチャンネルを作成」ボタンを押します。
RGBの下に黒白のチャンネルが追加されました。この状態もレイヤーマスク同様、「選択範囲を保存」した状態です。
アルファーチャンネルのサムネールにカーソルを当て、「Ctrl」キーを押してクリックすると、アルファーチャンネルに描かれた白い部分が選択されます。
黒→選択されない部分。
白→選択部分。
これはレイヤーマスクのときと同じルールです。
08-05/アルファーチャンネルの使い方
アルファーチャンネルも先週勉強したクイックマスクモードと同じように、選択範囲を編集することができる場所です。
クイックマスクモードよりも優れているのは、選択範囲を保存できることです。
アルファーチャンネルはレイヤーマスクと同じように、黒と白のブラシとグラデーションツールで加工することができます。
①アルファーチャンネルを表示するには、チャンネルパネルのアルファーチャンネル可視ボタンを押します。
フルカラーの画像の上に、赤い膜が重なった表示になります。
これは、ツールボックスのカラーピッカーの下の「クイックマスクモード」に入ったときと同じ状態、選択範囲を編集できるモードです。
選択範囲を編集するモードで使える色は白と黒とグレイのみになります。
②もうひとつ、アルファーチャンネルを確認する方法があります。
RGBのチャンネルは非表示にして、アルファーチャンネルだけを表示させます。
このとき、画像は見えなくなってしまい、アルファーチャンネルの状態が黒と白で確認できます。
これらのモードでも直接アルファーチャンネルに黒と白を加筆することにより、選択範囲を編集していきます。
08-06/Illustratorで作ったパスをPhotoshopに移植する
Illustratorでパスを作成します。
例では配布した素材から、「01path.ai」を使用して説明します。
Photoshopで250×250pxの新規書類を開きましょう。
「afro.psd」という名前でlessonフォルダーの日付のフォルダーに保存します。
このように、IllustratorとPhotoshopの両方を重ねて開いて作業することができます。
①まずIllustratorで使いたいパスを選択してコピーします。
②Photoshopで描画色を選びます。
③Photoshopの上でペースト(Ctrol+V)
④「どんなかたちでペーストしますか?」と聞いてきます。
「シェイプレイヤー」を選んでみましょう。
「シェイプレイヤー」がレイヤー上に作られ、塗りの色が入った画像がペーストされます。
シャイプレイヤーはパスと塗り色がべつべつに保存されたPhotoshopでのパスの表現の1つです。
レイヤーサムネールをダブルクリックするとカラーピッカーが開きます。色を塗り直すことができます。
そのほかに3種類のペースト方があります。状況に応じて使い分けていきます。
スマートレイヤー
「スマート」と頭に名がつくレイヤーやオブジェクトは、もとの原稿を別の場所に保管してあるデータです。
ワークエリア上で拡大縮小を繰り返しても、もとの原稿には変更が加えられないので、劣化しません。
パス
パス専用のレイヤーに「作業用パス」という名前でペーストされます。
作業用パスをダブルクリックして名前をつけてパスを保存します。
ピクセル
ブラシで描いたのと同じピットマップ画像としてペーストされます。シンプルな画像なので、加工が楽です。
拡大すると画像が荒れます。取り扱いに注意しましょう。
08-07/レイヤースタイル
レイヤーの名前の部分をダブルクリックすると「レイヤースタイル」が開きます。
レイヤースタイルはレイヤーパネルの下辺の「fx」ボタンをダブルクリックしても現れます。
かけたい効果を左のコラムで選ぶと、パネルの表示が選んだ効果の項目欄に変わります。
アフロヘアのレイヤーをだブルクリックして、レイヤースタイルを表示し、「グラデーションオーバーレイ」をかけてみましょう。