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29 november 2007

2007のベストブック

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よくやってしまう「ジャケ買い」いや、「カバー買い」か。デザインや本文の文字組み、紙の使い方がうまいと、ジャンルや内容にかかわらず手にとってしまう。そんなわけで読んでない本も多数所持。でもこの本はビンゴ。中身も面白い。
 2007年のよねのベスト。まず、今年いちばん歌った歌。今年春に出たYokingのアルバム「日々とポップス」の中の2曲目「遠い匂い」。カラオケでも、家でも。
 真心ブラザーズの新しいアルバム「DAZZLING SOUNDS」ももちろん聴いたよ。たいがいどのアルバムも12曲のうちいつも決まって1曲だけ、猛烈に好きになる曲が入っている。「All want to say to you」。もっと聴きたいと思うのも、いつもだいたいきまって2曲。あとの2曲はうまいこと言うなーと思う。残りはちょっと作りすぎてるよ、とか、考えすぎだよ、と思う。きっとライブで聴くと、家では飛ばす曲のほうがかっこよく聞こえるのだと思う。ライブに行っていない最近は、アルバムの真の迫力を発見できないまま、耳触りのよい曲だけをチェインにしてリピート。もったいないことだ。
 Bookベスト。小説部門一位は浅田二郎「憑神」。それと今さらですが「ダヴィンチ・コード」。ビジネス本部門では「IDEA HACKS!今日スグ役立つ仕事のコツと習慣」。もともとこの本もジャケ買い。でも内容も良くて、ほんとにすぐ役立つアイデアが拾える。
 それから、このコラムのTOPの写真にも掲載した「数学に感動する頭を作る」栗田哲也・著 ディスカバー21。この本の内容についてはまた後日。

投稿者 midori : 12:16 pm | コメント (0)

19 november 2007

失業者だったときの話2

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年末になると毎年、お菓子メーカーにお勤めの知り合いからうれしい贈り物をいただく。キーボードくらいある特大板チョコ。味もすばらしい。 就職活動の時期に、フリーの仕事を回してくださる方もいた。初めてのオファーは、「市町村合併する東北のある町の住民に配布するための資料を作成する」という内容のデザインでなく、ばりばり、ライターのお仕事だった。わたしがブログを書いていたので、「みどりちゃんならできるわよ」と声をかけてくださったのだ。
 真夏で別の会社の面接の帰りだった。ドリス・ヴァン・ノッテンの白いブラウスを着て、シルバーのイヤリングをして指示された新富町の大広告代理店子会社に向かう。電話をいただいた時点ではまだどんな仕事内容かという具体的な内容もギャラも明らかにされていない。仕事の内容を早口で説明され、500枚くらいの厚みのあるA4の資料をどさっと渡された。「んで、いつ現地に入れますか」といわれてのけぞった。最後に「いくら欲しいですか」とその場で聞かれて、どういう金額を言えば正解なのか、まったくわからなかった。ひゃー。フリーになるってこういうことなんだ。
 せっかくのお話をお断りするしかなかった。情けない思い出。

 現在はいろんな方の転身をお手伝いする側の仕事をしていているが。よねも「失業者」だったんだよ。会社辞めた人が通る道を一歩一歩、トレースしたことがあるってのは、かなりな財産の体験である。
失業保険をいただくのって、会社員のときはすごい憧れだった。会社やめたら、こんなことをしよう、あんなことをしよう。あれこれ夢想してたが、会社勤めながらでもできることがほとんどだよ。失業保険をもらうのって、じつはそんなに楽しいことじゃなかったな。会社辞めるとその日から未来が心配になり、とてもじっくり勉強なんかに打ち込む心境じゃあなかった。貯金が少なくなるって、とてつもなくやーな感覚。
 会社員であるうちに、英会話学校もビジネススクールも行くべきだし、必要だと思う資格もとっておくべきだと思う。
 転職しようって人は、今日からちょっとクールになれ!と言いたい。今の業務もいずれ他の人に振らなきゃならないんだから、なるべく在職中に仕事内容を整理して(他人に押し付けられる部分は他の人に振るってこと)早く帰る時間を作ろうよ。つまり、今あなたが「この人許せない!」とか思っている「無責任な人」「自分勝手な人」みたいに、日によっては定時がきたら、けじめつけて、さっさと帰る人になる必要があるってこと。
 次の仕事も会社員のうちに決めておくべき。人材を求める人がハンティングしたいのは「使える人材」であって、「失業者」では決してない。
 どうせ転職するんなら、「格下げ」でなくて、いい転職しようよ。「仕事の内容」か「給料の額」か「会社の格」か、どれか一つは上る転職。道をチェンジしたいなら、会社辞めてからでなくて、今日から、変革に取り組むべき。断固。

投稿者 midori : 10:27 am | コメント (0)

17 november 2007

失業者だったときの話1

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東武日光駅前の蜂蜜屋さんで買った、よもぎ配合のはちみつせっけん。泡がぴたーっと肌について、奥のほうの汚れまでとってくれる気がする。洗いあがりはとってもしっとり。 会社をやめたとき、就職活動を一ヶ月だけしたことがある。職安の「再雇用支援プログラム」というののお世話になった。このときのことは今、人の相談にのる仕事をする上でとても勉強になっていると思う。
 登録すると、専属のカウンセラーがついて週に1回呼び出される。カウンセリングはだいたい1時間で、履歴書を書いたり職務経歴書を作ったりするのをマンツーマンで手伝ってくれ、こちらの希望にあわせて、職安のデータを検索や、面接に行くべき会社のピックアップまでサポートしていただいた。面接に行く前にカウンセラーの方が一発電話を入れておいてくれるのだが、この電話の威力はすごい。「職安からじきじきの紹介された米澤さん」ということで、書類ではねられる可能性はぐっと低くなる。
 もともとこのサービスは「会社を早期退職した人、リストラにあった人の再雇用支援」ということで始まったらしい。失業率が5パーセント以上だった2002年ごろの話。私の担当のカウンセラーさんも、民間の会社からの再就職経験者だということだった。すごく気持ちを込めて相談に載ってくださる、よい方だった。今も職安で勤めてらっしゃるかしら。
 よねが検索した条件は、デザインの専門職で正社員で社会保険がついて週休2日、交通費全額支給、残業代全額支給。実際に試験を受けに行ったのは印刷会社や、百貨店やスーパーの店舗設計の会社、広告会社の3箇所。3社とも基本給20万円そこそこ。20万円以上なんて、職安のリストにはめったに上らなかったな。確か。
 この条件で入社すると、どんなにがんばっても年収は300万円止まり。かー。300万が現在のわたしの値段かあ、と思った。いままでの会社で、自分がどんなに優遇されていたかを、このとき初めて痛感した。(つづく)

投稿者 midori : 02:47 pm | コメント (0)

14 november 2007

人が働く時間

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飛行機で足止めされたとき、空港の売店で暇つぶしに買ったSudoku。そのときはどうしようもなくてやってたので、ちっともおもしろいとおもわなかったのだが、最近、本の山から発掘。取り出してやってみたら、解き方のこつみたいなものがなぜかわかった。いまものすごいクレージーに!
このまえ、自分の年金を調べに社会保険庁に行った。それで改めて、働く期間について考えさせられた。
人が学校を卒業してから仕事してリタイアするまでの期間って40年、と、現在の日本国では設定されている。よねは24のときに就職したのでやっと半分を越えたくらいである。あと、どれくらい働くのかなあと計算してみる。ボランティアとかお手伝いとかいうのではなく、ちゃんと銀行口座にお金が振り込まれる仕事、いつまでできるかな。
わたしの親は70過ぎている。年金をもう受け取っているが二人ともまだ商売している。だから自分も70歳くらいまでは働いていたいなあというのが目標です。Webとデザインは若い人の仕事だと充分知ってます。あと5年くらいが限界なんじゃないかと自分では思っています。あと5年。ありゃ。もっとまじめに仕事しなきゃ。
50歳過ぎたら体力がなくなるだろうし、目も悪くなるだろう。今とおなじペースで仕事を受けるのは無理だろうな。次の仕事のプランをすでに持っています。途中で病気になったら、「死ぬ」のと同じ。そう覚悟している。今はとにかく、健康に注意して仕事を休まず、なるべくたくさんの方を応援すること。それといいものを生んでいくこと。これだけでいっぱいいっぱい。
企業や会社組織のタイムラインで生きている人は、よねよりかは安定しているだろうが、いつまで自分が仕事していられるか、同じくらい不安だろうと思う。
日本の会社で女の人ががんがん頼りにされたり、業績を上げられる会社人としてのピークっておそらく35,6歳が頂点だと思う。そうじゃない政治的センスと政治力をお持ちの方もおられるが、たいていの女性はたっぷり感情を込めて自分の仕事している。仕事を自分の子どもみたいに愛しちゃっている場合が多い。
自分のわがままがとおっていた若い女性が、本当の大人になる。このとき、あまりに仕事への思い込みが激しいと、会社にとって、「使いにくい人」のレッテルを貼られやすい。40歳すぎると女は、容姿も体力も、それと仕事の能力も衰えてくる。会社から「うざい」とされる時期と重なる。仕事を続ける女がぶつかる峠だ。遅いか早いか、険しいか、ちょろいかの差はあれど、だれにでもくるものだと思う。
よねは声を大にして言いたい。夢を持とう、女たちよ。んで、会社はお金を稼がせていただく職場で、けっして個人の夢実現の場ではないのである。だから自己責任で自分で実費を持つ夢を一つ持とう。自分のために。そして会社では自分を殺して、他の勢いのよい人への後方支援部隊にまわる運命も受け入れよう。けっして人の妨害はせずに。
そういう美しい生き方ができなくて、脱サラしたよねではあるが、現段階で会社と自分の折り合いを保ちながらがんばって会社に通われている日本国中のワーキングウーマン全員に敬意!である。
「生き方」イコール「仕事」という道を貫いておられる女性は素敵に見える。そういう人は犠牲にしている部分や、あるいは他に犠牲者がいる。他の人に迷惑をかけていない仕事人の女性は、たいがい、ご本人が大人の女性になる時点であきらめなくてはならなかったものがあり、それをきっぱり捨てている。だから職種を問わずかっこいいと思う。他人の犠牲の上に胡坐をかいている人とはそこんとこ、格段の差がある。

投稿者 midori : 10:43 am | コメント (0)

07 november 2007

早くもMacリカバリー

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顔を洗うのが好き。洗顔石鹸は銘柄にこだわらないが、色や香りのいいものを買い集めて使っている。資生堂ハネーソープはあわ立ちも色も満点。その上長持ち。今年の初めにおろしたものがここまで小さくなった。いちごの飴みたいでおいしそうと毎朝思っているうちに、今年ももう終わり。
ここのところ、自宅でのワークが盛り上がっているのだが、この大事な時期に、8月に買ったばかりのMacBookをリカバリーに出さなくてはならないという惨事に見舞われた。
パソコンは2機を使いまわしていて、Webと学校の関係はほぼ100%Windowsの分担ということにわが社ではなっている。だので、当面困ることはなかったのだが、Mac分担の本と編集、イラストの仕事がまったく進められなくてまいった。まあ、そのおかげでFlashアニメに打ち込めたので結果オーライでしたけど。
でもかなり気をもみました。
悲劇の様子をマザーグース風に紹介する。
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水ようびに音がでなくなり
木ようびに電話して サポートのひとと話した
土ようびにシステム再インストール
また電話したけどまっくはなおらなかった
日ように迎えがきて
それから10日びょういんに入ったよ
よねのまっく
かわいそうな よねと よねのまっく
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なにが起きたのかというと、サウンドがまったくでなくなったのだ。思い当たる理由が一つある。
Mac機にもWinの仕事をそのうちさせようと思って、「パラレル」というWinを乗っけるためのソフトを入れて、「XP」でなく「Vista」をインストールしたところで、調子が悪くなった。なにかが起きたと思われる。
システム再インストールとは、マックを使う人にはおなじみの作業。(サポートに電話するとあれこれ指示されて結局、「買ったときの状態」に戻すことになるのだが、毎回ここに行き着くまでに半日、ないし丸一日が費やされる)付属のCDを使って、構築した記憶の一切を抹消する作業に毎回小1時間。その上にソフトやファイルをインストールしなおしなので、30分×ソフトの数と、とても時間がかかり気分が萎える行程なんである。
もう、こんなもめごとはたくさん。平和にいきたい。
MacにはMacの得意な仕事しかさせないことに決定。
Vistaとの出会いはまことに心象の悪いものとなった。Dell機が健全なうちは、XPひとすじで愛し続けようという結論になった。
「パラレル」と「Vista」は売り払う。

投稿者 midori : 10:13 am | コメント (0)