« 早くもMacリカバリー | メイン | 失業者だったときの話1 »

人が働く時間

071114.jpg
飛行機で足止めされたとき、空港の売店で暇つぶしに買ったSudoku。そのときはどうしようもなくてやってたので、ちっともおもしろいとおもわなかったのだが、最近、本の山から発掘。取り出してやってみたら、解き方のこつみたいなものがなぜかわかった。いまものすごいクレージーに!
このまえ、自分の年金を調べに社会保険庁に行った。それで改めて、働く期間について考えさせられた。
人が学校を卒業してから仕事してリタイアするまでの期間って40年、と、現在の日本国では設定されている。よねは24のときに就職したのでやっと半分を越えたくらいである。あと、どれくらい働くのかなあと計算してみる。ボランティアとかお手伝いとかいうのではなく、ちゃんと銀行口座にお金が振り込まれる仕事、いつまでできるかな。
わたしの親は70過ぎている。年金をもう受け取っているが二人ともまだ商売している。だから自分も70歳くらいまでは働いていたいなあというのが目標です。Webとデザインは若い人の仕事だと充分知ってます。あと5年くらいが限界なんじゃないかと自分では思っています。あと5年。ありゃ。もっとまじめに仕事しなきゃ。
50歳過ぎたら体力がなくなるだろうし、目も悪くなるだろう。今とおなじペースで仕事を受けるのは無理だろうな。次の仕事のプランをすでに持っています。途中で病気になったら、「死ぬ」のと同じ。そう覚悟している。今はとにかく、健康に注意して仕事を休まず、なるべくたくさんの方を応援すること。それといいものを生んでいくこと。これだけでいっぱいいっぱい。
企業や会社組織のタイムラインで生きている人は、よねよりかは安定しているだろうが、いつまで自分が仕事していられるか、同じくらい不安だろうと思う。
日本の会社で女の人ががんがん頼りにされたり、業績を上げられる会社人としてのピークっておそらく35,6歳が頂点だと思う。そうじゃない政治的センスと政治力をお持ちの方もおられるが、たいていの女性はたっぷり感情を込めて自分の仕事している。仕事を自分の子どもみたいに愛しちゃっている場合が多い。
自分のわがままがとおっていた若い女性が、本当の大人になる。このとき、あまりに仕事への思い込みが激しいと、会社にとって、「使いにくい人」のレッテルを貼られやすい。40歳すぎると女は、容姿も体力も、それと仕事の能力も衰えてくる。会社から「うざい」とされる時期と重なる。仕事を続ける女がぶつかる峠だ。遅いか早いか、険しいか、ちょろいかの差はあれど、だれにでもくるものだと思う。
よねは声を大にして言いたい。夢を持とう、女たちよ。んで、会社はお金を稼がせていただく職場で、けっして個人の夢実現の場ではないのである。だから自己責任で自分で実費を持つ夢を一つ持とう。自分のために。そして会社では自分を殺して、他の勢いのよい人への後方支援部隊にまわる運命も受け入れよう。けっして人の妨害はせずに。
そういう美しい生き方ができなくて、脱サラしたよねではあるが、現段階で会社と自分の折り合いを保ちながらがんばって会社に通われている日本国中のワーキングウーマン全員に敬意!である。
「生き方」イコール「仕事」という道を貫いておられる女性は素敵に見える。そういう人は犠牲にしている部分や、あるいは他に犠牲者がいる。他の人に迷惑をかけていない仕事人の女性は、たいがい、ご本人が大人の女性になる時点であきらめなくてはならなかったものがあり、それをきっぱり捨てている。だから職種を問わずかっこいいと思う。他人の犠牲の上に胡坐をかいている人とはそこんとこ、格段の差がある。