※本日は「THE NETACHO SOZAI+Photoshop」の素材から、
「048.jpg」を使用します。
レッスンフォルダーの中に、本日の日付のフォルダーを作り、再保存をしておいてください。

チャンネルの働き

画像をRGBモードで表示しているときはレッドとグリーンとブルーの3つの色ごとのそれぞれのチャンネルに光の強さが白黒二階調で指示されている
・出力全開100%→白 出力ゼロ→黒 モノクロの世界 中間の色はグレーのハーフトーンに置き換えられる
チャンネル
・選択範囲もこのチャンネルパレット上に「アルファチャンネル」というチャンネルに登録できる
・レイヤーとしてカラーの画像を貼り付けた状態にしておいても選択範囲は残すことはできるが、アルファチャンネルは黒白の二階調なので、データ量はとても軽くなる
・大きなデータを作業するのはパソコンの速度を遅くする データ量はなるべくコンパクトにしたい 不要なレイヤーは結合したり、消去したりして処分し、選択範囲のデータはデータ量の軽いアルファチャンネルに保存して、マシンのストレスを小さくしてやるとよい

「04集中線.psd」と「04_アルファチャンネル.psd」を開く 「04集中線.psd」を別名で保存「人物とアルファチャンネル.psd」
背景色が単一の色相のグラデーションで、髪の毛など細かい要素を切り抜かなくてはならないポートレートは、アルファチャンネルを利用する

アルファチャンネルを使って、人物を切り抜く

・新規保存した「人物とアルファチャンネル.psd」に、「04_アルファチャンネル.psd」の人物部分だけを移植したい。
・自動選択ツールで取りきれないグラデーション+ペンツールでは追えない髪の毛などの画像を切り抜く →アルファチャンネルという方法がある
・アルファチャンネル.psdに戻る
・チャンネルパレットを表示する
・レッド・グリーン・ブルーのチャンネルを一つづつ表示させて、背景と人物がいちばんくっきりしているチャンネルを探す
→→→ブルーのチャンネルを使うことに決定

チャンネルの複製+レベル補正で使い易く加工

・ブルーのチャンネルをコピーボタンにドラッグして複製 アルファチャンネルができる
 このアルファチャンネルを選択範囲に加工します
・「ブルーのコピー」のみを表示させ、メニューバー「イメージ」「色調補正」「レベル補正」を開く
・パネルの右下左のスポイト「黒色点スポイト」を選択→ 髪の毛の濃いグレイの辺りをクリック
・右の「白色点スポイト」を選択→ 背景の薄いグレイの辺りをクリック
黒色点
※表示されている画面のいちばん白い点と黒い点を登録しなおすことで、画像のコントラストが高くなった

チャンネルの加工

・チャンネルはブラシで加筆できる ただし、黒と白のどちらかで加筆する
●ブラシツール  色:黒 筆先18〜200pxのハードブラシ 透明度は100% ・背景となじんでいるハーフトーンの部分を壊さないように、顔、首、頭の部分を黒く塗りつぶす
・ブラウスと首の境は多少はみ出てもよい  色:白 筆先18〜200pxのハードブラシ 透明度は100% ・背景とブラウスの部分を白くく塗りつぶす
・「イメージ」「色調補正」「階調の反転」で白と黒を入れ替える
※白い部分が選択範囲である
ブルーのコピー

ブラウス部分のチャンネルを作成

・RGBのチャンネルを再び見比べ、今度はいちばんブラウスが際立っているチャンネルを探す
・レッドチャンネルを複製
・「レッドのコピー」のみを表示させ、メニューバー「イメージ」「色調補正」「レベル補正」を開く
・パネルの右下左のスポイト「黒色点スポイト」を選択→ 背景の薄いグレイの辺りをクリック
・右の「白色点スポイト」を選択→ ブラウスのしわのごくごく薄いグレイの辺りをクリック
レッドのコピーから
・背景が黒に、ブラウスが白に浮き立った
・ブラシツールをハードブラシ、色は黒と白で、背景を黒に、ブラウスを完全な白に塗りつぶす
レッドのコピー

選択範囲の合体

・レッドのコピーチャンネルのサムネールウィンドウをコンクリ +ブルーのコピーチャンネルのサムネールウィンドウをShift+コンクリ(Shiftを押すと選択範囲が追加になる)
・2枚の選択範囲が合体した
・新規チャンネルボタンを押すと真っ黒な「アルファーチャンネル1」ができる
・選択範囲をキープしたまま、「アルファチャンネル1」を選択 描画色を白にして「塗りつぶし」
アルファチャンネル
・画像の選択範囲はキープしたまま、チャンネルパレットの「アルファチャンネル1」の選択を解除、RGBチャンネルの可視ボタンをオン
アルファチャンネル
・レイヤーパレットを表示 背景レイヤーから、コピー

選択範囲の加工

・「人物と集中線.psd」を表示させ、この上に今コピーした人物をペースト
選択範囲の拡張とぼかし
・人物のレイヤーをコンクリ
・メニュー「選択範囲」「選択範囲を変更」から 「拡張 10pic」
・広くなった選択範囲をアルファチャンネルに登録  チャンネルパレットの「アルファチャンネルに登録ボタン」アルファチャンネル1ができる
・いったん選択範囲を解除してアルファチャンネル1を表示
・フィルターメニュー →ぼかし ガウス 10pic
・表示のアルファチャンネルにぼかしがかかる
・この状態のアルファチャンネルをコンクリ
・人物レイヤーと集中線レイヤーの間にレイヤーを作り、そこに淡いブルーを塗る Alt+Deleat 選択解除
アルファチャンネル

特定レイヤーに調整レイヤーをかける

・人物レイヤーを選択
・Altを押しながら、レイヤーパレット下辺 調整レイヤーボタンをプレス
・「色相・彩度」アラート
・「下のレイヤーを使用してクリッピングマスクを使用」にチェック
・色相と彩度を調整 ちょっと赤っぽく
(調整レイヤーにすると、あとで設定だけ捨てられる)

アルファチャンネルを使った画像の加工

・加工前にいったん保存「人物と集中線.psd」
・レイヤーメニュー 画像を統合
・このアルファチャンネルの加工はレイヤーが統合されていないとできない
・画像を別名保存「人物と集中線_完成.psd」
・赤のチャンネルだけをずらして、サイケデリックなイメージに加工する
・Redのアルファチャンネルだけを表示+選択
・フィルター その他 スクロール 水平方向10pic右へ
・4色ともオンにチャンネルを切り替えると、赤版だけがずれた画像に
・イメージカンバスサイズ 幅を450 左右とも10pic縮める

文字ツール

・GRAPHIC DESIGNと文字を打つ
・Impact 60pt 行送り50pt 段落:真ん中揃え
・レイヤースタイル パレット下辺「F」マーク
・ドロップシャドウを使い文字に影をつける

レイヤーの描画モード

・文字が唐突な感じ 文字を画像になじませる
・「カラーまとめレイヤー」を文字と画像の間に作る
・文字色でレイヤー全面を塗りつぶす
・レイヤーパレットの描画モード「ソフトライト」
・文字レイヤーの上に「text用シェードレイヤー」を作る
・グラデーションツール 描画色から透明へのグラデーションを選ぶ
・テキストの上をドラッグ グラデの色面を作る
・描画モード「乗算」 「人物と集中線」完成

「06二階調化.psd」を開く 別名で保存
複雑なシルエットなどは、画像を二階調化してシルエットくっきりつくり、切り取りやすくする

二階調化

ネタ帳の素材から「047.jpg」を開く。別名で保存「二階調化.psd」。
複雑なシルエットなどは、画像を二階調化してシルエットくっきりつくり、切り取りやすくする。

・レイヤーパレットを出し、背景レイヤーをレイヤーをコピーボタンにドラッグ 加工用のレイヤーを作成。
・ペーストしたレイヤーを選択し、イメージメニュー 色調補正 「二階調化」。
・開いたダイアログのヒストグラム下部のスライダーを左右に動かすと、黒と白の分量が変わる。
・「二階調化する境界のしきい値」を「78」 OK 画面が黒白2色に変わる。
・自由選択ツールで白い部分をクリック シルエット以外が選択。
・背景レイヤーとの間に新規レイヤーを作り、任意の色で塗りつぶす。

最終課題|DVDパッケージ製作

DVDのパッケージを制作・出力し、実物のダミーを提出しなさい。
DVDのラベルもデザインして、CDに制作データを保存、セットして一緒に提出する。

<採点基準> ※提出された作品はデータを確認します。下の6項目ができていないと再提出。ヨロシク!

Photoshopでの作業

1. 画像解像度

350dpiになっているか?

2.カラーモード

CMYKになっているか?

3.ファイル形式

Photoshop.eps形式で保存されているか?

Illustratorでの作業

4.トリムマーク

塗り足し線まで地色や画像があるか?

5.画像の配置

画像はリンクになっているか?
(.aiと.epsを同じ階層に保存する)

6.文字

アウトライン化されているか?
(アウトライン化前のデータを別名保存しておく)

提出するもの3点セット
1.CDに焼いた版下データ 1枚 CDの表面にデザイン出力したラベルを貼る。DVDケースにセットする
2.出力紙 1枚 B4の用紙にトリムマークの入った状態で出力したもの。
  表面、作品の右下に学籍番号と自分の氏名を書く。
3.仕上がり見本 1枚 上と同じものを、トリムマークで裁断し、DVDケースにセットする。
提出締め切り
1月18日(金)授業時