文字の制御
素材 Illutretorから「11文字の制御.ai」を開く。
・Ctrl+T →文字パレット。
・文字を打つときは文字ツール カーソルをたてて、文字を打つ。
・文字ツールでドラッグすると黒く反転して選択される。
・一文字一文字選択して色を変えたり、大きさを変えたりが可能。
・選択ツールで選択すると、文字は反転されずに文字のベースラインにそって線が出る。
フォントの指定
・Ctrl+Tでテキストパレットが出現 テキストツールに持ち変え文字を打つ 打った文字を選択、文字パレット上で大きさや書体を指定する。
フォント書体&カラーとサイズ
・英字に対して日本語フォントの指定はかかるが、日本語フォントに対して英語フォントの指定はかからないので注意。
・フォントのサイズには単位がある 12ptと12Q、12pxはそれぞれ違う大きさなので注意 印刷の仕事で文字の単位は「級」か「ポイント」。
・環境設定→単位・表示パフォーマンス→文字で「級」を選択。
フォントスタイル
・フォントによってはふつう斜体(イタリック)太字(ボールド)など、いろいろなバリエーションを持つ。
トラッキング
・複数の文字の範囲選択に対しての文字間指定。
カーニング
・1文字に対しての字間を調節する。
・文字の間にカーソルを立てて使用 複数の文字の選択は効かない。
行送り
・改行したときに行と行の間隔を指定できる。
ベースライン
・英文と和文、あるいは複数のフォントを混ぜて使うと文字の下のラインが揃わないことがおこりやすい ベースラインを上に上げたり下に下げたりの調整ができる。
垂直比率・水平比率
・文字に長体・平体をかける。
フォントのいろいろ
TrueType
出力の機器に対応させるため、フォントの置き換えたデータフォーマットの変換を行わなくてはならないことがある。
出力できる環境が限られる。
OpenType
Mac,Windows両方に互換性があり、アウトラインデータの抽出、フォントの埋め込み機能も持っている。
Postscript
Postscript出力器に直接データを送る。
フォントの購入
DTPでよく使う和文フォントは、モリサワ、フォントワークス、ダイナラボ、ニィスといったフォントメーカーのもの。
1書体がCDになっていたり、数書体で1パックになっていたりして、モニタ表示用は1000円〜2万円台程度、プリンタフォントは3万円くらい。欧文フォントは100書体が1枚のCDに入っている場合もある。
フォントワークス LETS http://www.fontworks.com/
モリサワ http://www.morisawa.co.jp/shop/index.html
和文フォント大図鑑 http://ohkadesign.cool.ne.jp/wabunfont/
名刺の制作
名刺を制作してみましょう
- 素材フォルダーから「名刺.ai」を開く。
- Lessonフォルダーの中の本日の日付のフォルダーに自分の名前をつけて保存。
- 名刺に記載する文字データの準備
- 文字の指定→「Ctrl+T」でテキストパレットを出す。
- テキストツールで文字部分をドラッグして選択 テキストパレット上でフォントの種類を決める。
- 情報を打ち変えたら、「Lesson」の本日の日付のフォルダーの中にいったん別名保存しましょう。
- 情報を版下上にコピー&ペーストする。
- パーツごとにフォントと文字の大きさを指定する。
- 読みやすい位置に配置する。
- 文字の微調整
トンボは「印刷領域」と「仕上がりサイズ」を示す目印です。
裁ちの内側にフォントやマークを配置します。
地に背景色や写真をひきたい場合には、塗り足しトンボまで配置します。
・素材ファイルから「meishi_text.ai」を開く。
・これらの文字情報を自分のデータに打ち変えて使います。
・テキストツールを持って文字の行の上ををクリック →カーソルが立ちます。
・サークル名
・所属
・肩書き
・氏名
・郵便番号
・住所
・電話番号
・ファックス
・携帯
・メールアドレスなど
※他国語の表記を入れたいときは、訳したテキストも用意します。
・テキストツールでドラッグすると文字単位で指定ができます。
・改行しないほうが見やすくなる情報は、なるべく1行で一気に読める大きさに微調整します。
細かい文字から指定していくと効率がよいです。
・文字原稿の「氏名」をドラッグして選択。「Ctrl+C」でコピー。
・「名刺.ai」の画面をオンにして、テキストツールで白地をクリックカーソルを立てて「Ctrl+V」。
・選択ツールに持ち替え、白地をクリック、選択をいったん解除する。
これを繰り返します。
・和文は文字の領域いっぱいいっぱいに、英文は小さめにデザインされています。
・また、フォントによって、文字の周りの空間の取り方が違うため、英文のフォントを混ぜて指定すると、どうしても英文が小さく見え、ベースラインが浮いてしまい、ばらばらの印象に見えます。
・和文と英文を同じ大きさに見せるには、英文を少し大きめの級数に指定しなおすことがほとんどです。
余裕のある人は、自分のロゴマークなどオリジナルのパーツをオブジェクト描画ツールやパスファインダ、整列パレットなどを使用して作りましょう。
また、色も設定してみましょう。