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28 februari 2011

なにやってきたんだろう?友人の発言に思うこと

今までおれ、なにやってきたんだろう?
きみはつぶやいた。(きみがそんな発言をするなんて、よねは驚いた。)

だけど、よねは思うよ。
きみがしてきたことは、なにもしなかったより、ずっと意味がある。
なぜって、
きみが何かをした。そのおかげで動かされた人がいる。

だれかがきみの払ったお金でうるおい、
だれかがきみの一言に生きがいを感じ、
だれかがきみの喜ぶ顔みたさに仕事した。
あのとき、わたしの話をじっときいてくれたおかげで、
わたしはとんでもない間違いをしでかすのを、一回避けることができたし。
きみが腹を立てたため、過ちに気がついた。

結局もとに戻ってしまった。
きみは嘆くけど、
「もと」なんてもともとないと思わない?。

スタートだと思っている地点だって、なにかの結果だし、
結果だと思っている地点だって、なにかのスタートだよ。

ほんとの結果が出るのはよぼよぼになって死ぬときだ。
空しい気がしているのは、きっとまだまだこれからこの先に
いままでと違う、すべきことが、あるからなんだだとよねは思うよ。

なんだってほっておいても時間は進むもんだし。
良いことも悪いことも嫌でも変わる。
だから、流れを受け入れて、先に行くしかない。

今日はゆっくり眠って、あしたはがっつり朝ご飯食べてさ。
どうせ行くなら楽しく行くしかない。(自分にも言ってるんだけど。)

110210.jpg
西を見るとちょうど日没。東には月が登ってきた。同じ空に夜と昼。卒業生と新入生と両方のことを考えている。今の季節、みたいな空。

投稿者 midori : 11:19 pm | コメント (0)

11 februari 2011

雪の中を散歩に出かけた

110211.jpg近所(といっても歩いて3km)のカフェはちょうどいい2nd Studio。窓がいい場所に作ってあるので、裏の竹やぶもかっこ良く見えるところがいつも面白いと思っています。雪降ってますがまだ積もってません。
 鎌倉にいくつもりにしていた。でも計画変更。遠距離の外出は取りやめ。
 本日はもうひとつ予定していたことがあった。高校生のときからの友人と(向こうは公務員、私は土日に仕事が入っている。記念日か正月か盆くらいしか予定が合わないのだ)1時間ほどおしゃべりでも、と国道のスタバで会う約束をしていたのだ。久しぶりに顔を合わせてから、友人は車で成田に向かい、私は最寄りの駅までまた歩くということになっていた。
 ところが天気予報では大雪である。「帰りの道がこわいから今日は出かけない」と友人からキャンセルのメールがきた。待ち合わせはなくなった。

 それでも出かけることに決めた。この3日、家でずーっとパソコンに向かっていた。そろそろ散歩にでも出なくては。ほっんとに運動不足になるのだ。

 雨はもう雪に変わっていた。3キロの道のりをとことこ歩きはじめる。少しもいかないうちに傘が重くなってきた。少し風があるのか、雪が60度の角度で斜めから吹き込み、太ももの辺りがすでに冷たくなってきた。両腕の袖の先にも水滴がたまっている。
 引き返そうか?でも、もう歩き出してしまった。そのまま進むことに決めた。

「でも、そもそも、友達が待っているわけでもなんでもないのに、なんで行くんだっけ?」
 水溜りを除けて歩きながら、単純な疑問が沸き起こって、はっとした。
 普通の人なら出かけない。こんなひどい天気の日に散歩なんか決してしない。
「なんで、こんなたいへんなのにばかみたいに雪の中をでかけてるのか?」
 これってよねの生き方のほぼ全部を象徴するよく起こるパターンである。

 つい最近も、仕事のひとつが「若者たち状態」の渦に飲み込まれた。
 ほぼ10年細く続けてきた仕事のひとつなんだが、実はこの春、ピリオドを打てそうだった。ずっと、この機を狙って卒業しようと思っていた。Webの仕事が忙しくなってきたからである。もっと作ることに集中したいと思う。
 ところがどういうわけか、「セカンドシーズン」に突入することになってしまったのだ。収入の面から見れば、ありがたいことだと言わなくてはならないのだろうけど、降りようと思った列車を降りはぐった感じである。

「きみはーいくのかー?そんなにしてーまでー」
 雪の中で思わず歌ってしまった。
 まあね。楽じゃないけど進まなくちゃならないときって、いくらでもあるよね。進む道を選んだのは自分なんだから、途中で投げ出すわけにはいかない。

 がしがし歩いてたら、国道とよねが歩いて来た街道が交わる交差点の信号が見えてきた。

 カフェは暖かかった。天候のため、がらすきである。隅のテーブルに荷物を置き、空いた椅子に濡れたジャケットをかけ、コーヒーを注文してトイレに行き、飲み物を受け取って、パソコンのスウィッチを入れ、ワイファイを繋ぐ。
 コーヒーの匂いに集中力出てくる。今日はパソコンとよねのバッテリーが切れるまでここで仕事することにするよ。

投稿者 midori : 03:56 pm | コメント (0)

01 februari 2011

よね、おんらいん。

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午後1時15分前。大学のエレベーターを降りたところのじゅうたん。ブラインドから漏れた光なだけなんだけど、通る時間によって、日時計みたいにまわる光の点線。晴れた日にだけ見られる、すごくきれいな「ぼかし」のお手本。神を感じるなあ。
 最近,インターネットでWebを勉強するカリキュラムのPRのための番組のお仕事を引き受けました。パソコンのモニターの向こうにカメラがしつらえたあり、それに向かって1時間ひたすら話す、という、いつもとまったく違う授業形式。

 事前にしゃべる内容を箇条書きにしたリストをパワーポイントで準備し、それがインターネットにアップしてあり、その画像をクリックしながら話を進めます。普段の授業と同じかというと、違う。ぜんっぜん違う。

 先生といっても、よねの授業はいつもばりばり実技です。ソフトが起動してあり、デザインの実物か画像かマウスをぶんまわし、しゃべりながら手を動かす先生なのだ。手持ち無沙汰な状態で、ただ話をする、というのは、実はとても苦手なんである。
 しかも、こちらからは学生さんの顔が見えない。正直言って、とても困った!
 顔って重要です。つまんなそうな顔してるな、とか、笑っているな、とか、困ってるな、とか、食いついてきたな、とか、あ……落ちそう、とか、ふだんは、聞いてくださる学生さんの顔が時計がわりになっています。みなさまのお顔見て、こちらは話のテンポを測っており、内容も厚く盛ったり、遠くに飛んだり、ということを自然にしている。ということが、よーくわかった。

 用意していた話は38分で終わってしまったのを覚えています。
「チャットで受講生から質問が来ます。それにけっこう時間取られますから」と、事前にうかがっていたのですが、来ました。質問。それもとてもありがたいご質問。質問くださった方、ありがとうございます。救われました。

「タイポグラフィーに興味があるのですが、どんな勉強をしたらいいですか?」
授業ではちゃんとご紹介できなかった、自宅でできるタイポグラフィー勉強法。お答えしましょう。それは、本を見ること。

 ただ読むだけ、見るだけより、もっと効果的な勉強法があって、それは、本に書いてあるかっこいいデザインをそっくりそのまま、トレース(なぞる、上から写す)すること。紙をスキャンして、パソコンに取り入れて、似ているフォントを上から当てアウトライン化し、後から足りない部分やずれている部分を修正する。フォントが見つからない場合は最初からパスでなぞる。ものすごく時間がかかるのだけど、これはいちばん、目にも手にも脳にも効きます。

【お手本が載っているおすすめ参考書】
*フォントの歴史やバックグラウンドを知ると、受けている感じの理由が何となく理解できるようになります。書体と親しくなると、使えるようになります。読み物としても楽しい。
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きれいな欧文とデザイン

*マンガやラノベのタイトルがお手本なので楽しい!コンビネーションのティップスが身に付く。和文フォントは高価で手に入れにくいのですが、そのへんの事情説明も載っています。
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書体の研究

【フォントを探すときにすごく便利な助っ人サイト】
フォントガレージ

 でも、いちばん早く上手になるには、なによりも、よねのクラスにちゃんと時間どおり出席して、ばりばり宿題を出すこと!……なんちゃって!

投稿者 midori : 12:26 am | コメント (0)