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26 oktober 2010
ipadとペンタブレット
ブロックのごつごつに止まりやすいのか、なんなのか、よねの家の門の内側の壁には、いろんなお客さんが滞在する。蛾やかまきり、雨の日はなめくじご一行様。夏のある日なんかは、せみさんが脱皮+体を乾かし中だったこともある。本日のお客さんは、ボタンかと思ってついうっかり押しそうになる。
ipad買いました。つるつるのガラス面をタイプするのにまだ慣れてません。
それと速くは打てません。
変なリズムでガラスを指先でノックしている。未来な感覚。
子どものころ、ピアノ習っていました。レッスンの日までに、曲を暗譜(譜面を暗記して見ないで弾けるように覚えること)しなくてはならなくて、ピアノを弾けない場所でもテーブルの上で指をとんとんと動かしてたものだけど、今現在の指の感覚はまさにその暗譜時の具合。
だので、とても姿勢良くなってます。手の形も卵を優しく包むみたいにまあるくして、指先をほぼ垂直に振り下ろす、ピアノ弾く時の感じがよみがえってます。
とんとことんとこ。
これでは、当分、仕事になんないでしょ。(←なあんあいであほ、とばかなうち間違い)出っ張ったキーならしないミスが出ます。
(遊んでいるみたいな、を、遊んでいるもたいな、と、出したりしてます)
この他にこの秋はもう一つ、べつの道具に挑戦+悪戦苦闘。
その道具とはペンタブです。
正確にはペンタブレットといいます。パソコンに入力するための筆記具でマウスがペンの形をしていると思っていい。圧力やタッチを感応するボードが本体なのだけど、ボードをペンでなぞると、軌跡が線になる。イラストを描く道具です。
学生たちからペンタブについての質問が多く、これはそろそろ道具として必須になるのかも、ということで。
と、いうのは表向きの理由で、近頃、高校生にFLASHを教える仕事が始まったのだけど、そこの生徒たちが、ペンタブとフォトショを実にみごとに使ってイラストを描く技を持っているんだが、正直いうと、彼女たちに憧れました。
そんなわけで、やっと購入しました。こちらはもっとたどたどしい。
メーカーによって、クセがあるそうなので、来年の四月までに、いくつかの機種を練習しておきたいです。
投稿者 midori : 05:48 pm | コメント (0)
09 oktober 2010
よねと賢者の本
衣替えのついでに、麻の帽子も洗濯した。帆布製なので洗濯機で丸洗い。脱水が終わって取り出したらしわしわ。おまけに少し縮んだ気がする。先に高温のアイロンを当て、まだ生乾きなのをかぶって外出。乾燥しながら型を整えてるところ。
ひょんな理由で仕事が休み。打ち合わせ等いろいろな細かい用事も偶然、前と後にずれたので、思いがけない連休が発生した。うれしい。
最初に大掃除+衣替え+洗濯。
蔵書が一気に増えた。それらの収蔵に伴い大掃除となる。
今年の春に亡くなった友人のご遺族が、故人の本のコレクションをよねに譲ってくださることになった。その本とは、よねが研究している道での文献である。すでに絶版になっている書物ばかりで、古書店でも順番を待たなくては手に入らない。もっとも、買いたくてもよねには手が出せない。一生かけても集められないくらい高価な本ばかりが二十数冊。たいへんなコレクションを譲り受けた。
6月のある日曜日に宅急便で届いたのだが、部屋の中で居場所が決まらないまま、段ボールに入って、隅っこに積んだままだった。
この本たちを湿気が及ばない、部屋の中央の本箱に納める。あまり古いものは酸化すると困るので、ビニールに入れて本箱に並べていく。時間をかけなくては読めないし、いい本か悪い本かもわからないので分類のしようもない。とりあえず今のところ、背の順に並んでいただいている。
これまで特等席に座っていたいつかもう一回読むぞシリーズの本たちは奥の本箱と、仕事用の棚に分散して納めた。そうやって20冊の蔵書が増えた分、部屋じゅうの本や道具やら衣類やら、たくさんのものを移動しなくてはならなくなった。ごそっと棚から本たちが抜けるときに、いっしょに表出する埃をぬぐいながら、部屋をくるっと一周、出しては入れ、拭いてまわるということになる。大晦日ぐらいの大掃除になり、夜までかかった。
古い書物がでーんと中央の本棚に座り、よねの部屋はきゅうに格調を増した。それから自分でもなんとなく、勉強を続ければいいんだよ、と、運命からいわれたような、答えをもらったような感じを受けている。まだ読んでもないくせに。学生時代も参考書を買っただけで、勉強した気分になったものだが、その時と同じような安心した感覚だなあ。本とは持っているだけで賢くなった気がする、不思議なものだにゃー。