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23 januari 2009

今週からWeb屋さん

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仲條正義の最新ポスターに、どぎもを抜かれる。フリーハンドの勢いと、紙とインクの色の優しさに感動。まったく、すごい人だ。ドクロ好きな人は見るべき。きっと笑っちゃうから。銀座のクリエーションギャラリーG8にて、2月6日まで。
 子供を描いた17世紀の絵画のサイトを作るために、Movable Type4の勉強を始めた。今年から東京都市大学という名前に変わったけど、武蔵工業大学の教育学の先生との共同研究で、ずいぶん前から宿題になっている案件。月曜日に学校の仕事が一区切りついた。やーっととりかかれる。
 サイトの構築とデザインの前に、MT4猛特訓を受けている。よねのWebのマスターであるインターネットラジオ局を主催しているzion氏に先生をお願いした。今は学校で教えていないので、バイオリンレッスン方式で再弟子入り。バイオリンの代わりにvaioをしょって、横浜のラジオスタジオまで通ってる。
 zion氏はもともとWeb学校の先生だったから、説明もものすごくわかりやすいのだが、それよりも、なにが勉強になるかっていると、超能率的なディレクトリ構築術。ふだんから、何百ページもの、ものすごいファイル数のサイトを毎日操っている人のファイルのしまい方やソースの書き方はとても美しい。
 Movable Typeというのは、Web上で自動的にホームページのソースを書き出して、サイトを作っていってくれるCMS(コンテンツマネージメントシステム)という種類のプログラミングです。皆さんが今読んでくださっているこのサイトもプログラム君が自動的にソース書いているホームページです。自動的ってのは、便利でもあるんだけど楽ちんな分、ちゃんと使おうとするには、webやデータベースの知識が必要で、ちゃんと勉強しないと開設もままならない。最初から、出来上がりのイメージがちゃんとできていないと、とんでもなく複雑な構造に書き出され、せっかく蓄積されたデータも再利用できない日が突然来たりします。
 がんん増えていくデータを、再利用しやすいように、どう貯めていくのか。こつは名前のつけ方だったり、保存場所の選び方だったり、単純なことの積み重ねだったりするのだけど、それをまねするだけで、目からうろこ。
 あと数年で、コーダーというポジションの人材はいらなくなって、プロデューサーとデザイナーだけで仕事が回るようになるかもなあ、とは、zion先生のおことば。未来のウェブ屋さんのために、デザインの先生は、もっとしっかりしなきゃね。

投稿者 midori : 10:10 am | コメント (0)

08 januari 2009

目に見えない場所に祈りを込める

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 お正月をいかがお過ごしでしたか?新年、明けましておめでとうございます。
本作り+グラフィックデザインのあれこれを紹介するサイトhttp://nanpuudo.comの構築を練り中。南風堂6年目です。

 元旦は9時ごろ起きてきてお雑煮を食べ、1時〜5時まで昼寝をし、夜は9時にはベッドに行く、という、異例の「眠り正月」でした。ほんとこんなに眠った正月は乳児の時以来人生初かも。
 2日は、5日開始の授業の教材の準備から仕事スタート。
 それと昨年末から走り続けている情報誌のデータに、さらに磨きをかける作業に取り組んで今日に至ってます。一週間、作り続けてます。2日は午後から友人宅にあんこう鍋のおよばれがあり、3日に家族と初詣に行き、4日、5日、6日と外出を伴う仕事がありましたので、ずっとパソコンの前に居たわけではないのですが。
 出かけなくていい日の昨日と本日は、LANに繋がれっぱなしでデザインのチャッチボール中。ここまでくると、ものすごい楽しいです。

 パソコンでかなり大きな拡大率にして、うぶ毛1本分レベルの差にこだわりながら文字を調整してます。(よねは仕事するとき、ワンクリック0.02mmのピッチで移動するように設定してあります)
 普通の人にしてみれば「ここまで、必要ないかも」って、無駄としか思えないかもしれないくらいの、きちがいっぽいこだわりなんですが、こうまでして調整しないと、だらっとしたせつなさが消えないのです。
 また、手に取られるものですから、上下左右、斜め、ときには裏から、どこから見ても壊れない確固とした美しさでなくてはなりません。ここが、webなどのモニターで見るガラス越しのデザインとの違いなんだと思います。
 「細部に神は宿る」って、よねの先輩がよく口にする言葉です。
 別の仕事仲間は「目に見えない場所に祈りを込める」という言い方をします。
 仕上がったときには普通の人には目に見えないところ、気がつかないところに、人の手と精神を統一した時間が詰まると、出来上がったものにはなんだか説明できない神々しさが宿るのです。
 たかが紙の印刷でさえ、こうなんだから、洋服や建物や乗り物、全ての工業製品や、あるいは食べ物についても同様なんだと思います。どんなものであれ「いいもの」には「祈り成分」が入っている。たぶん、なんらかの物作りを体験した人にしか理解できない微量の差なんだと思うけど、これを感じられるようになると、日々の毎日でいい物を手に取ったとき、じーんと響くようになります。人生楽しくなること請け合い!です。

 なんちって。しょっぱなから、ヒートした文章からはじまりました。今年のよねはこのモードでぶっ飛ばします。2009年もご愛読どうぞよろしくお願いいたします!

投稿者 midori : 04:53 pm | コメント (0)