2010年03月22日
「越洲」ラベル裏面の絵、紅葉と滝です。
左の藍色の線はインクのブルーブラックで描きました。他は水干絵の具です。
「越洲」ラベル裏面の絵
展示した色着く紅葉の森、遠景の滝です。紅柄色は日本画の画材の水干絵の具をローズヒップティーで溶いて造った色です。右は墨のにじみで表現した滝。中心の流れ落ちる水の中に久保田の文字が微かに見えるでしょ。
赤坂「越洲」の店内の装飾として描きました。
2009年10月1日(木)より11月1日(日)の期間の店内の装飾として、展示されました。秋色に彩れた滝をテーマに制作しました。遠景の滝、周囲は色着く紅葉。滝の飛沫の掛かる程の近景。そして怒濤の滝に紅葉の一葉。あるいは二葉。展示は5点がワンセットになって6セット制作し展示しました。5枚のそれぞれの絵と絵の空間は掛け軸の表具の裂(きれ)と呼ばれている布地の布幅の2倍法則を取り入れ配置しました。中心の1点の絵とその下の絵との空間を「1」として上の絵との空間をその2倍の「2」。そして下の絵と、またその下の絵との空間をその2の2倍の「4」。上の絵とそのまた上の絵との空間をその4の2倍の「8」とする方法です。展示させて頂いています店「越洲」は朝日酒造の直営店で美酒「久保田」「越洲」が堪能できます。
そして、描くのに使用している和紙はこの「久保田」「越洲」のお酒瓶ラベルの和紙を剥がした和紙の裏面です。これは「かみのみぞ」というグループの和紙の価値に着目した活動の一貫としてリユース、朝日酒造さんのご協力を頂いて使わせて頂いております。
2010年03月14日
たばこと塩の博物館で開催された「わたしの句読点」展のイラスト
ホームページに書き込みをしばらく、していませんでした。そこで休んでいた間に描いたイラストレーションをアップしています。2009年6月6日〜7月5日 たばこと塩の博物館で開催。
イラストレーター170人が描く”私の句読点”展で「光の中にいた」というタイトルでテラスでコーヒーを飲んでいる女性をえがきました。眩しい光を浴び、ふと無意識の中に心を解き放っている、コーヒーを飲んでいる時間の楽しみのひと時です。
2010年03月13日
「からたちの花」リクルートクリエーションギャラリーG8/童謡・唱歌
リクルートクリエーションギャラリーG8で開催されました展覧会のイラストです。
昨年の2009年8月24日〜9月18日に東京イラストレーターズ・ソサエティの会員が「しゃぼん玉飛んだ 170人のイラストレーターが描く日本の童謡・唱歌」というタイトルで制作しました。私の選んだ童謡は「からたちの花」です。私の通った小学校の裏手にはからたちの垣根がありました。それは高圧電線の鉄塔の下にあったのですが、とげのある枝にはアゲハ蝶の幼虫がいて、良く見に行った想い出から選んだわけです。この歌は作詞の北原白秋と作曲の山田耕筰の二人の想いが結実した童謡です。山田耕筰は10歳の時、父を病気で失いました。家は貧しく秋になると色付くからたちの実を食べたそうです。からたちの垣根の向こうは畑で、小母さんが野菜をくれた勤労学生の頃の体験が歌詞に読まれています。
2009年05月25日
童話の絵を描きました
ベ−カリ−のアンデルセンが毎年、童話を一般公募しています。
「アンデルセンのメルヘン大賞」
厳選された材料を、たいせつにねかせ、おいしくふくらます。話しづくりがどこかパンづくりににている、ということから始められた賞で今年で22回目です。
5人の画家、イラストレーターが選考委員として参画し5作品が選ばれ絵を描きます。私は5人のひとりとして、約3.000点の中からから選ばれた自選の1作品にイラストレーションを描きました。
私が描いたのはみやざわともこさんのカフェしずく亭「太陽のしずく」という作品です。
2007年07月05日
国立新美術館TOKYO illustration2007 [母子像]
6月27日から7月9日まで
開催の国立新美術館TOKYO illustration2007にTISの会員として出品した作品です。「人間がこれを作った」というのが会員展のテーマです。人が作ったものを描くわけですが、私は人間が創り出す最も素晴らしいものは、人だと考え[人]を描きました。題して「人間が人間をつくった」。母性が人を生み出し育むわけです。第一の誕生ですね。視点を変えてみると、私という人間は多くの人の影響を受け育まれ、ここに在るのだといえます。それが第2の誕生です。つまり、人はこの二つの誕生によって”人によって人間になる”作られる。そう考えて母子像を描きました。
KAOとTUBASA
展覧会作品2
2007年02月05日
展覧会をいたします
この展覧会では、私のTUBASAに力を下さった
皆様に対して、心からの感謝の気持ちを込めて
TUBASAのファンタジーを描きました。
お越しをおまちしております。
TUBASA
TUBASAは人生を飛び続けるためのスキルと心の体温を象徴しています。
その意味で私達は、目に見えないTUBASAを持っているわけです。
そのTUBASAは生まれる前の聖なる時の中で、自分が選び取って来たものであり、生きるということはその完成に向かって、愛おしい時を重ね、自分の回りにいる人に助けられTUBASAを育てることに他ならないはずです。
子供の頃見る空を飛ぶ夢は、意識を解き放った中でのTUBASAへの渇望が、見させているのかも知れません。
2005年10月26日
『ダックスフンドミニチュア(スムースヘアード)』
名前はスパーク。ダックスフンドなので足が短い、
でもそのかっこわるさが愛おしかったりするから
不思議だね。
クリエイションギャラリ−G8の催し『21世紀動物図鑑』に出品した
我が家で飼っているいぬのイラストレーションです。
2005年10月03日
心に閉じられているりぼんの騎士
106人のイラストレーターが描く「わたしのヒーロー、ヒロイン」展が9月23日(金)〜10月16日(日)の期間池袋のサンシャイン60展望台 スカイギャラリーで開催されています。
ヨーロッパの中世に対しての憧れと少女への甘い感情を抱かせた手塚治虫氏のリボンの騎士。
これだな、ということでりぼんの騎士を描きました。
心のなかのリボンの騎士ですから、原作とは違うりぼんの騎士です。
「ほんのりと闇で満たされている寝室。窓の明るさを背景に剣を持つように手を垂直にかざす。そして、手の平をこちらに向ける。その手は、光りを背景に細く柔らかく、少女の手のように見えた。すっかり心を奪われていた。リボンの騎士。小学生のぼく」とのコメントを書きました。
サンシャイン60展望台スカイギャラリーは晴れた日の見晴らしは最高です。夜景も打ち寄せる光の砂。
きれいですよ。
よろしかったら、景色を楽しまれるおついでにでもご覧ください。
2005年08月14日
ひつじーいぬ
ちよっとめずらしい、羊のような犬、ひつじーいぬのあやとり。
戌は来年の干支です。
あやとりおもしろいですね。
これは折り鶴を参考に変型して作りました。
考えるのに2日かかりました。
参考にさせて頂いた折り鶴の作り方は国際あやとり協会でご覧ください.
英語、フランス語、ドイツ語そして日本語どれでも見ることのできる素晴らしいページです。
あやとりは世界中で昔から作られていることが、わかり驚きますよ
2005年07月13日
「太陽のしずく」 2
この物語の終わり近くに美しい文章があります。
「開けはなした窓から、風が入ってきました。空とはざま山の境は、夜の闇にまぎれてしまっています。こんな時、はざま山は空とつながっているのかも知れません」
物という殻から解き放された闇の中では、山も空とつながっていくんだと思います。
2005年04月29日
モン・サン・ミシェルにて、西瓜糖の光りに包まれる
フランスをイメージしたイラストレ−ションを描きました。
タイトルは「モン・サン・ミシェルにて、西瓜糖の光りに包まれる」
朝の光りは西瓜の甘さに似て、心地よいのです。
これは印刷されワインラベルになります。
そのワインは横浜の有隣堂ギャラリーで
販売されます。原画とワインとラベルブックも販売されるそうです。
この展覧会「横浜フランス月間・2005」開催記念展の企画で
そうゆうこともあってフランス産のワインです。
6月3日(金)〜6月12(日)開催です。
イラストレ−タ−134名参加の
御都合がよろしければ、ぜひお越しください。