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27 augustus 2010

こちらシンガポール

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夕立の後、虹が出たところ。夕焼けの時間とかさなって、空はとんでもなく美しいことに。アニメ監督の、今敏さんの遺書を読んだら、結婚したほうがいいよなあ、やっぱ、と思った。家族に思われているっていいよね。せめて一生懸命仕事しよう。
 今年の夏はあんまりにも暑いので、奥の手を使うことにした。ここはシンガポール!と、思い込むことにする。
 高い費用を払って、わざわざ長い時間飛行機に乗ってこちらから旅に出かけるのではない。シンガポールさんが、この夏、こちらに来てくださってるのだと思おう。
 ここは温帯ではない。もともと熱帯なんだとおもえば、いろんなことにあきらめがつく。
1. 熱帯なので、お化粧は汗で流れて当然。もともと化粧にはまじめに取り組む方ではなかったが、粉をはたくのはもうやめた。そのかわり、ちょっと価格の高い、くっつきのいいファンデーションとベースを奮発した。
2. 服は基本木綿。しかもノーアイロン。上着とストッキングが必要な案件は極力パス。半日にいっぺんお着替えだ。ひと仕事すると着ていたものは洗濯機に放り込み、乾いた洗濯物をそのまますぽっと着る。3種類くらいをヘビーローテ。いろいろ考えないことになるが、しかたない。今は旅中なのだから。
3. 昼ご飯のメニューも麺、麺、麺類ばかり。それしか頭に浮かばない。いいのだ。ここはシンガポールだし。
4. いつもの枕の場所だとあついので、ベッドの下の方を頭にして眠る。ここは赤道直下。北枕でもいいのだ〜。
5. パソコンのパワーボタンを押すと同時にエアコンもつける。熱帯では当然の行為だ。

 昭和30年代生まれの悲しい癖。エアコンつけるたびに、なんだか申し訳ないような、自分に負けたような気持ちになる。炎天下の体育授業なんかのとき、「なるべく水飲むな、飲むと余計つらくなる」とか言われて暑くても水を我慢した世代なもんで。
 ところが前回の猛暑のとき、エアコンの調子が悪くて、冷房を我慢したことがあった。パソコンの温度が上がり過ぎ、ロジックボード取り替えという惨事になる。このときからよねの家の夏の常識が変わった。冷房はマシンのために絶対つける。しかし、木造平屋築40年の小さな家は、全館冷房というわけにはいかない。パソコンを付け、飯を炊き、エアコンを2台稼働するとブレーカーが落ちる。トイレは暑い。それと、1カ所だけ涼しくしている仕事部屋に親父だのおふくろだのが涼みに来る。しょうがないか。熱帯だもの。ここは。

投稿者 midori : 12:49 am | コメント (0)

23 augustus 2010

コロボックル

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いつもと違う眺めを目に入れるって大切なこと。益子へドライブ。ルーシー・リーの陶器を見て、カフェでカレーとプリンを食べて、たったそれだけの贅沢な休日。雨が降ってきて、木も家も地面も人もほっとしたところ。
 夏の読書。やっと一冊読み終わりました。佐藤さとる著「だれも知らない小さな国」。友人の子供(小3)が読む本を選ぶのにつきあって、ブックオフに行ったときにたまたま書棚にあった少年文庫。残念ながら、小3女子からは選ばれませんでしたが、思わずよねが買ってしまいました。
 わたしも小学校3年生くらいのときに読んだはずですが(確か昭和50年代にこのシリーズの別のお話がテレビアニメ化されてたはず。いまだにテーマソング覚えているもん)、大人になった今、新しいお話を読むのと同じ感じですっかり引き込まれてしまいました。
 コロボックルというのは、この物語に登場するこびと族のニックネームです。北海道のアイヌ族の言い伝えにでてくる「蕗の下の小さい人」という言葉が語源だそうです。
 物語のスタートシーンは戦前の昭和の日本。小3の少年がとりもちの木を探して、「近づくとたたりがある」と昔から村人に恐れられている「鬼門山」に独りで入り込みます。主人公はなぜかそこが気に入り、独りで時間を過ごすうちにこの山の不思議な伝説と「こぼしさま」とよばれるこびとたちに関わっていくことになります。
 戦争が終わって大人に成長した主人公は、開発の危機にあった「鬼門山」を守る作戦を繰り広げていくんですが、その主人公がすてきで、筋書きがすごくよくできている。やんや、やんやと応援したくなる感じ。すかっとします。ねたはばらしませんので、ぜひ、みなさんも読んでみてください。少年向けなのでとても読みやすくて疲れません。頭ほどきにおすすめです。
 よねにとってのこびとものの大道は、メアリ・ノートンでも一寸法師でも親指姫でも親指トムでもホビットでもない。自分の周りにもこびとがいるみたいな気持ちにいちばんなるのは、このコロボックルなんだよなー。

投稿者 midori : 09:47 am | コメント (0)

05 augustus 2010

夏休み一歩目にしたこと

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スウェーデンのナショナルカラー。食らう人がいるのか?とかなり引く、未来的、宇宙的コンビネーション。受けねらいにしてもこれはやりすぎだろー、と思っていた。が、意外や意外、おいしかったんだよ。イエローの部分はマンゴー味のクリーム。期待のブルーは何味でもなかったが、スポンジ部分はきめ細かくてしっとり。IKEAに行ったら挑戦してみてください。
 大学の前期の授業が終了しました。夏休みスタートです。まず、まっ先にしたことは、ビールを飲むこと、です。黄金色を愛で、くちびるでふわふわの泡を感じ、のどでしゅわしゅわがはじけるのを楽しむ。正面からビールと向き合う一週間。あー、なんという喜びよっ。
 大学の授業にはティーチングアシスタントといって、学生のお手伝いが入るのだけど、先週はそのTA(ティー・エー、と呼んでいる)さんたちといっしょに夜の秋葉原に繰り出しました。金曜日のクラスのメンバーとはJRの高架下の焼き鳥屋さんにて、乾杯。月曜日のメンバーとはアキバの和民で先生だけががっつり飲み、まだアルコール飲めない生徒たちはがっつり甘い物。(つまり、飲み会は2回した)ふだんは聞けない、若い人たちの日常の様子が聞けて楽しかったー。
 昨日はウェブでお世話になっている仕事先の暑気払い兼、打ち上げ兼、人事異動歓送迎会の飲み会。12人の美女美男たちがピッチャーのビールをすごい勢いで追加追加。
 リラックスして飲んだせいか、許容量をオーバーしてたのか、年を取ったのか、「乗り過ごし事故」がこの一週間、多発した。
 金曜日は大失敗してJR最寄り駅で降りそこない、終電過ぎていたので戻って来られなくなり、一つ奥の「よつかいどう」からタクシーでお帰りなさーい、ということになった(えーん)。月曜日は金曜日の反省が生きて終モノには間に合うも、最寄り駅で危うく降り損ないそうになる。昨日は千葉駅に着いたのが12時を過ぎていたので、千葉駅前から深夜バスに乗るが、やっぱり最寄りバス停一つ先で意識が戻る。慌てて降りて徒歩で引き返した。
 渡り鳥や鮭が懸命に故郷をめざして帰ってくるよう。意識がなくても薄くなっててもひたすら家に近づこうとするよねの帰巣本能よ。いつもありがとう。でも頼むから、働くならあと5分早く、よねを起こしてくれ。

投稿者 midori : 07:27 am | コメント (0)