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07 juli 2007
イケショップのキクチさん
銀座を回って東京駅に歩いて帰るときだいたい寄る「100% Chocolate Cafe」。夏の限定、オレンジ味の冷たいチョコレートを試した。胡椒がかかってる。「ショコラ」という映画に出てくる糖尿のおばあさんを思い出した。
3年前に購入したパソコンの保障期間が切れた。このマシンははっきりいって「はずれ」で、2度もリカバリーに出している。保障が切れたとたんにどきどきする。そのほかにもいろんな事情が重なったので、ちょっと早い気もするがMacの買い替えを思索中です。仕事帰りに、銀座3丁目のマックストアに足を向けた。
黒いTシャツの店員さんの一人に、今のアドビとマクロメディアの使用状況とLANの環境や周辺機器のこともひっくるめて打ち明けたら、どのくらいの予算で推奨快適オフィスが作れるかという見積もりが出た。
Macのハヤシ兄さんは、当然のことながら、ソフマップやヨドバシのパソコン売り場のお兄さんより、ずっと親身。強い信頼感を持った。
よねのような個人事業主スタイルで仕事している顧客率が多いのだろうけど、こちらの事情をイメージして、マシン変更にまつわる周辺の費用も、それからかかる時間的な心配も打ち消す提案がかえってくるきびきびさ。他の電気店では望めないサービスである。マックストア、すばらしい。
パソコンを買い換えるってことは、引越しと同等の疲れるイベントだと思う。
これからの自分の将来見据えて部屋を探し、引っ越した後には、使えなくなる家具と使い続ける家具と、思い切って切り捨てなくてはならない過去とが発生してくる。それと同じと考える。仕事環境全体を見直すいいきっかけかも。見積もりの金額は53万円。ただのパソコン買い替えとして考えていた金額の2倍以上だが、必然的な費用と思われてきた。
それにしても、2機目のパーワーブックを買った時の「イケショップのキクチさん」を思い出す。キクチさんはインストラクターでもなんでもない、よねの接客をたまたましてくださったイケショップの女店員さんだった。プロバイダ入会から接続、ソフトのインストールまで、まるで何もわからないよねの購入後の質問攻撃を真っ向ら受け止め、教えてくださった、忘れられない恩人である。
キクチさんもいつのまにかいなくなり、イケショップはマックの店をやめ、いつか店自体もなくなった。思えば今、毎週出動している、秋葉ダイビルの敷地、この辺にあった雑居ビル地帯に、8年前もよねはパソコンしょって、通い詰めていたのである。
投稿者 midori : 10:53 am | コメント (0)
02 juli 2007
先生業2ヶ月
世界じゅうで、転倒したり、感電したり、頭をぶつけたり、で、散々な目に遭っている人。ピクトさん。おすましで階段を下る。それと、きれいに箱詰めされた3人のピクトさん。
ごぶさたしております。7月です!5月、6月は何をしていたかというと、ほぼ毎日出動でした。お仕事に。落ち着いて物を作る時間が取れない2ヶ月でしたが、そろそろゴールが見えてきました。
2ヶ月間にあったこと
ニュース1
憧れのフランス人映画監督の話を聴く機会あり。なんか、勇気出る話でした。通訳を通したり、文字で印刷を読む感じと全く違っていた、自分の耳でつかむ感覚。インタビューは英語で、ぜんぜん得意でないんだけど、自分のわかる範囲で人物の声を感じるって、すごく大切なことだと実感しました。できる範囲で、また勉強始めようっと。
ニュース2
4月から応援していた30代の方の再就職が決まりました。よねが自分で通ってきたとおりにアドバイスしてたんだけど、とてもよいお仕事をゲットできて、わがことのようにうれしい。
ニュース3
毎週通っている仕事場のうち二箇所でおきたうれしいこと。去年、本作りを教えた生徒さんから、100%自作の本をプレゼントされた。「いだだいちゃっていいの?」と聞いたら「同じのをもう何冊も作ったから」という答え。製本の技が伝わっててうれしい。
あともう一箇所の仕事場で、ちょっと勉強が停滞気味だったデザイナーの卵さんが、この3週間でがぜん集中して制作に取り組み始めた。グラフィックデザインの面白さにはまったな。くふふ。
ニュース4
かたや、別の仕事場では、出だし好調と思った生徒さんが、人間関係問題につきあたって、簡単なこともクリアできなさそうになっている。よねはそこではデザインの先生なので、デザイン以外のことには口を挟まない。だが悲しい。
デザインはしょせんコミュニケーションの手段なので、人の心のタイミングを測る力の大きい人のほうが、俄然、入ってくる情報の量も、良いものに出会うチャンスも多いのです。半年前には何もできなかった人が、すごい勢いで技術を身につけていく。一方、手を動かすのが根っから好きな職人っぽい方には、外からのアドバイスが心に届きにくい。届いたとしても時間がかかりすぎ。手遅れになる予感。
朗らかな努力家は必ずチャンスをつかんで行く。よねはどなたにも、「もってけどろぼー」状態で、知っていることは100パーセント全開の姿勢。さすがに夏休みが待ち遠しくなってきた。