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イケショップのキクチさん

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銀座を回って東京駅に歩いて帰るときだいたい寄る「100% Chocolate Cafe」。夏の限定、オレンジ味の冷たいチョコレートを試した。胡椒がかかってる。「ショコラ」という映画に出てくる糖尿のおばあさんを思い出した。
 3年前に購入したパソコンの保障期間が切れた。このマシンははっきりいって「はずれ」で、2度もリカバリーに出している。保障が切れたとたんにどきどきする。そのほかにもいろんな事情が重なったので、ちょっと早い気もするがMacの買い替えを思索中です。
 仕事帰りに、銀座3丁目のマックストアに足を向けた。
 黒いTシャツの店員さんの一人に、今のアドビとマクロメディアの使用状況とLANの環境や周辺機器のこともひっくるめて打ち明けたら、どのくらいの予算で推奨快適オフィスが作れるかという見積もりが出た。
 Macのハヤシ兄さんは、当然のことながら、ソフマップやヨドバシのパソコン売り場のお兄さんより、ずっと親身。強い信頼感を持った。
 よねのような個人事業主スタイルで仕事している顧客率が多いのだろうけど、こちらの事情をイメージして、マシン変更にまつわる周辺の費用も、それからかかる時間的な心配も打ち消す提案がかえってくるきびきびさ。他の電気店では望めないサービスである。マックストア、すばらしい。
 パソコンを買い換えるってことは、引越しと同等の疲れるイベントだと思う。
 これからの自分の将来見据えて部屋を探し、引っ越した後には、使えなくなる家具と使い続ける家具と、思い切って切り捨てなくてはならない過去とが発生してくる。それと同じと考える。仕事環境全体を見直すいいきっかけかも。見積もりの金額は53万円。ただのパソコン買い替えとして考えていた金額の2倍以上だが、必然的な費用と思われてきた。
 それにしても、2機目のパーワーブックを買った時の「イケショップのキクチさん」を思い出す。キクチさんはインストラクターでもなんでもない、よねの接客をたまたましてくださったイケショップの女店員さんだった。プロバイダ入会から接続、ソフトのインストールまで、まるで何もわからないよねの購入後の質問攻撃を真っ向ら受け止め、教えてくださった、忘れられない恩人である。
 キクチさんもいつのまにかいなくなり、イケショップはマックの店をやめ、いつか店自体もなくなった。思えば今、毎週出動している、秋葉ダイビルの敷地、この辺にあった雑居ビル地帯に、8年前もよねはパソコンしょって、通い詰めていたのである。