2010年05月28日

5月28日(金)・31日(月)の授業復習ノート

本日のポイント 6回目の授業で学んだ項目です。

今回は文字ツールの使い方について学びました。ガムのパッケージのトレース、文字部分を進めてみました。
*復習しましょう。
■文字パレットの使い方

 ・文字の読みやすさには、文字の大きさと行の間隔の両方を適切に設定するのでしたね。そのほか、細かい設定法も勉強しました。
■曲線に沿った文字の入れ方は覚えていますか?
 ・パス上文字ツールをつかうのでしたね。
■オブジェクトの形にそった文字の流し込み
 ・楕円形に文を流し込むのはどうするのでしたっけ?
■文字のアウトライン化とパスのアウトライン化
 ・フォントや線をパスに変換します。フォント情報をパスに変更すると文字化けやデザインの崩れを防げます。アンカーポイントを増やしたり、移動したりして、新しい形を作ることができるようになります。

第六回目授業の宿題 「ガムパッケージの完成」

先週のつづき。今週は文字の部分をトレースしてみました。がんばって、足りないところを自力で行ってみましょう。

先週の部分は下の通りです。

*クールミントガム画像ダウンロード
01:Illustratorの新規書類を開きます。
  書類サイズをパッケージがすっぽり入る大きさにします。
  「自分の名前_package」という名前をつけて保存します。
02:画像を配置します。「配置」。ダウンロードして保存した「coolmint.psd」を選び、リンクを外して埋め込みます。
03:レイヤーパネルを出しましょう。
  パレットの最下部にある「新規レイヤー」ボタンを押してレイヤーを増やします。
04:下絵の画像が入ったレイヤーをロックします。
  新しく作ったレイヤーを選択して、ここにペンツールをつかってトレースしていきます。
*地色、商品画像、ロゴ、スペックなど、レイヤーを分けながら作業を進めましょう。

今週の授業で行った内容はここからです

フリーダイヤルやリサイクルのマークはウェブを参照しましょう。ダウンロードするものは、使用の際のルールをよく確かめて使用します。
*フリーダイヤルのアイコン
*プラマークのアイコン
*四角い箱の範囲に文字情報を納めるには「箱組文字ツール」を使用すると便利です。
*製品のパッケージには鉄則があります。たくさんの情報が詰め込まれているように見えますが、「入れた情報はどんな小さい文字でも絶対に読めるように」気遣われています。
*また、たくさんの情報をただ並べるのではなく、「必要な情報を優先順位の高い順に目につくように」工夫されています。

 パッケージに込められた工夫をうまく吸収ような感覚で、観察しながら線や文字をなぞります。
 観察すべき点は
1 「限られたスペースに全部の情報を入れるためにどんな工夫がされているのか」
2 「必要な情報がどれぐらいの大きさで詰め込まれているか」

の2点です。
 ロゴやスペックなど、文字ツールを使った部分は完成後にアウトライン化しておきましょう。
 いったん保存したら、別名保存でファイル形式に「.pdf」を選択し、デジキャンの第6回提出フォルダーに送ってください。

6-01/テキストツール

今日は名刺を作ってみましょう。素材 Illustratorで新規書類を開く。ドキュメントサイズ「幅91mm×縦51mm」
・環境設定「一般」のパネルでキー入力「0.1mm」
・環境設定「単位表示パフォーマンス」でサイズの単位を変えます。
「一般:ミリメートル」
「線:ミリメートル」
「書式:Q」
「日本語オプション:H」
・Ctrl+T →文字パレットを出す。
・文字を打つときは文字ツールをもつ。
・白地をクリック、カーソルをたてて、文字を打つ。
文字の選択1<1文字1文字を選ぶ>
・文字ツールでドラッグ→黒く反転して選択される。
・一文字一文字選択して色を変えたり、大きさを変えたりが可能。
文字パレットでフォントの種類や大きさを変えてみよう。
文字の選択2<ブロック単位の選択>
・選択ツールで選択しても、文字の指定が入れられる。この場合、文字は反転されずに文字のベースラインにそって線が出る。
 (1文字1文字の変更はできない。段落単位の指定ができる)

6-02/文字を段落から切り離したいとき

・文字原稿の「氏名」をテキストツールでドラッグして選択。
 「Ctrl+X」で切り取り。
・選択ツールに持ち替え、白地をクリック、選択をいったん解除する。
・テキストツールで白地をクリックカーソルを立ててペースト「Ctrl+V」。
・「所属肩書き部分」「社名」「住所メルアド部分」など
 ブロックに分けてコピーして、読みやすい位置に配置する。
・パーツごとにフォントと文字の大きさを指定する。

6-03/パス上文字ツール

・あらかじめパスを描く。そのパスをパス上文字ツールでクリック→カーソルがパス上に入り、文字を入力するとパスに沿う。
・パスは透明になる。文字を載せる骨組みに変わる。

6-04/エリア上文字ツール

・図形の中に文字を詰めることのできるツール。
・エリア内文字ツールで、図形をクリックすると、オブジェクトが透明なパスに変化して、オブジェクトの中にカーソルがたつ。
・この状態で文字を打つと、もとの図形の範囲に文字が納まる。
・文字の大きさや種類を変えたいときは、エリア内文字ツールで文字をドラッグして選択。
・枠組みのオブジェクトの形を変えたいときは、ダイレクト選択ツールでAltを押しながらクリック パスだけが選択される。この状態で回転させると、枠だけが変化する。中の文字の属性は、変化しない。

6-05/フォントのアウトライン化

・文字の内容をよく確認して、修正する必要がなくなり、データを自分のPCから出す段階になったら、かならず「文字のアウトライン化」を行いましょう。
・文字を選択して右クリック「アウトライン化」
・提出や出力、納品の前には必ず「フォントのアウトライン化」を行いましょう。
 フォントデータのまま他のパソコンにデータを受け渡して、先方のパソコンにこちらのつかったフォントとおなじファイルがない場合、パソコンはとりあえず持っている仮のフォントに置き換えて表示します。文字の大きさや周りの間隔は、フォントによって違うため、デザインが崩れたり、文字化けが起こります。

*いったんアウトライン化したフォントデータはもとに戻りません。アウトライン化する前にかならず、アウトライン前のデータを別名保存しておく癖をつけましょう。

6-06/テキストの編集

新規書類を開いて「logomark」という名前をつけましょう。
・「DH」と文字を打ち、フォントの種類に「Arial Bold」、フォントの大きさを「100Q」に指定しましょう。
・文字を選択してAlt+ドラッグ→コピー&ペーストされます。
・コピーした文字を選択して右クリック「アウトライン化」→文字データがパスの情報に置き換わります。
*フォントデータがパスに変わると、パスとして形を編集することができます。
*フォントデータのままだと、文字を打ち変えたり、フォントの種類や大きさや間隔を「フォントパレット」から編集できますが、アウトライン化されると、フォントとしての変更はできなくなります。

・パス化した文字を、いろいろなオブジェクトと組み合わせたり、アンカーポイントを追加して形を変えてみましょう。
*いろいろな変更結果を比べられるように、最初の文字データは取っておき、そこからコピペしてアレンジのバリエーションを増やしていくとよいです。

■文字を扱うときの注意点!
・文字パレットは数値を入れて変更した後、設定が次の文字を打つとき、残ってしまうことに注意。
・ 次の作業の前に必ずクリアすること。
※アウトライン化などの変形の前に原文はコピーをとること パス化すると、文字情報は変えられなくなる。

この回の学習項目終わり