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たいへんな坂道

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へー。こんなとこ、バスが走るようになったのかー。ちょうどやってきたいつもとは違う行き先の路線バスに飛び乗った。見慣れた風景もバス目線だと違う町並みに思えた。
 茨城に住む友人と千葉の佐倉で待ち合わせてお茶をした。
「やせたみたい」と言ったら、「血尿が出て、しばらく調子が悪かった。もうなおったけど、体重が戻らない」ということだった。
 地震でしょっちゅう揺れてる日々が続いて、やっと落ち着いたと思ったらこんどは近所に放射能のホットスポットができた。申し出れば罹災証明が出る地域だそう。
 たいへんなのは自分だけかと思ってた。友人や知り合いからも「たいへーん」をここのとこたびたび聞く。そうか。みんながたいへんなのか。じゃあ、たいへんをなんとか楽しく変えなきゃーね。なにかスウィッチを考えよう。魔法のスウィッチ。

 春の疲れがたまって、今ごろこたえてる気がします。自分の能力が衰えたせいかもしれないけど。なにかと疲れたー、っと声に出ます。そんなとき、最近よねの頭の中には「たいへんな坂道」が流れる。少年合唱団バージョンで。
 小学校のときに音楽の時間にならった輪唱曲なんだが、たいへんなさかみち、たいへんなさかみち……。同じ歌詞が続くひょーきんな歌。

 調べてみたらば、原曲はスイス民謡で、ちょっぴりあほなでたらめみたいな歌詞は、岡本敏明(1907年~1977年)という音楽の先生作。正しくは「坂道」という題だそう。おしまいが、「じーさん、まっとくれーよ、わしゃーとってものぼれないー」というの。こどものときは、なんてばかな歌!と思ってたが、大人になってみると、うまくつけたもんだなーと思う。

 青田がもりもりと勢いを増し、お百姓さんも、稲さまたち自身もベストを尽くしてる。いつもの年なら「きれいだなー」と心を打たれるところだけど、今年はもしかすると我が千葉県近所だって汚染を受けたかもわからず、テスト待ちな緑に複雑な気持ちです。切ないのーう。