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2010年元旦の朝日新聞(千葉)
モノちゃんのモノレール。千葉のお父さんたちは、このふざけたモノレールに乗って出勤している。いいでしょ。モノちゃんに出会えた日はラッキーなことがあるんだって!(←千葉市伝説)。
1月1日の新聞広告は、広告業界の大バトル。どの会社がどこの面にどんな広告を出しているか?元旦の朝は毎年、時間をかけて新聞を見る。
一般の人も年賀状や1月1日のブログで、決意を表明することが多い。決意表明って、過去の反省や実現していない自分を前提に書かれる。その人の素の日常の様子が、良いところも具合わるいこともストレートに伝わることが多い。年始の企業広告も同じで、ボディーコピーも細かい文字、イラストや写真から、その企業の健康状態やなりたい姿が浮き彫りになる。メッセージを読みながら、今の日本を旅することにもなる。
一面はおなじみの三八広告。
・研究社
・風間書房
・朝倉書店
・山川出版社(受験のときにお世話になった。懐かしい!)
・東京大学出版会「新老年学/42000円」(おお!きっとこの日にぶつけることは1年かけて決めていたに違いない)
・誠文堂親光社「至高の芸を味わう 秀行百名局」(雑誌「アイデア」の出元)
・有斐閣
学術書を扱う出版社ががちんこする中で、偕成社の絵本の書名が際立っていた。「ぎゅうってだいすき/大好きな人から抱きしめられたときの、うれしくてくすぐったい気持ちがいっぱいにつまっています。●0歳〜 735円」
今年のよねの元旦広告のデザインベストはキャノン。
ピンクのイソギンチャクの中からカクレクマノミが顔を出しているのを正面から撮った写真がメインビジュアルなんだが、くまのみくんのかわいさに大笑い。
キャノンさんの企業理念は「共生」だそうだ。「地球環境さん」がすうっと企業広告から姿を減らし、どこかしこも「コドモ」にすっかりおんぶ。そんな中で、キャノンは「地球環境さん」と「せいかつ豊さん」の共生をうたっている。
「エコ」というワードが古びていく現象に、政治の力を感じなくもないが、規制に振り回されて会社やっていくのも大変だったのだろうなあ。でも、キャノンくんなら、なんとかするかなあと思わせる。楽しい未来をイメージさせてくれた一作に一票。
プリンターとカメラはキャノンをひいきにするよ。