« よね、青色申告会へ行く | メイン | 月夜のこどもとおまんじゅう »
「とほほ」な気持ち
旅人の朝ごはん。シンガポールの「カヤトースト」。これが一人前。セットメニューにはさらに卵が2個付く。はちみつを煮詰めたみたいなジャムとバターがパンと同じぐらいの厚みではさまっている。コーヒーにはレンゲがついていて「?」と思ったのだが、よくかき混ぜないで飲んでたら、底にエヴァミルクみたいな白いどろどろが溜まっていた。禁断の甘み。
残暑お見舞い申し上げます。盆休みに入ってしまいました。この夏はひたすら家でWeb仕事。どこにも出かけられないので、このサイトでは旅の写真を編集して、夏休み気分を盛り上げてみたいと思います。
大学の授業は終了したけど、現在、作品のデータチェック&採点中。夏休み関係なく、ビジネススクールのデザイン講座が2クラス、走っています。生徒さんは仕事を持っている人ばかり。この暑い中、がんばっているのはオリンピックや高校野球選手だけではないのだ。仕事の他に学校にも通うなんて、頭が下がる。今そのクラスでは、グラフィックのソフトのオペレーションを伝える基礎部分を進行中。全くの初心者に向けての内容です。
先週、青色申告会にて、会計ソフトの講習会に潜り込んだ話を書きました。よねが「会計指導員の指示はいちおうこなせるんだが、まったく意味わかんないよ」状態だったときの「とほほ」な心境と、デザイン講座のよねのクラスの生徒さんの気持ち、同じなんだろうなあ、と思います。わかるよ、わかるよ、その「とほほ」な気持ち。その気持ち悪さ。
ちなみに、ここのところの3年間のよね担当のケースでいうと、「とほほ」が「うひょひょ」に変わるチャンスが多い人、つまり、最初なーんにも知らなかった人ほど、最後の作品に気合いが入る、というジンクスがあります。途中が「とほほ連発」の人ほど、最後にはちゃんと目標まで行ける割合が高く、さらにその、おしまいのジャンプ率がすごい。
こう書いてみると、自分の「とほほ」な瞬間もそんなに捨てたもんじゃないなかなあと、ちょっとうれしくなったりして。「とほほ」があるから「うひゃひゃ」がある。断言していいと思います。
教える仕事って、最初はデザインとはぜんぜん別の部分を使う仕事だと思っていました。しばらくやってみて、デザインの仕事とまったく同じようにすれば良くなるんだなあということも、パソコンぶん回しの暑さのなか、発見しました。
1. 準備と下ごしらえが命
2. デザインが本当に良かったのかどうかは、しばらく時間をおかなくては答えが返ってこない
3. 粘ればねばるほど、良くなる
4. あきらめたら終わり
とほほな先生よね、学んでいます。
生徒さんたちの卒業制作発表会や終了作品提出が、よねにとっての「納品!」って感じです。