« 国際子ども図書館 | メイン | 「とほほ」な気持ち »

よね、青色申告会へ行く

080807.jpg
夜、家の塀の上で、はね乾燥中の蝉。薄みどりに光って神秘さアップ。完成の寸前、こんなふうにじっと動かないで待たなくてはならないが時間が人間にも必要な気がする。
 帳簿はできる範囲で自分でちゃんとつけよう。業を起こすときに決めた。
少女のころから数字は避けたい体質だった。簿記や帳簿の知識はむろんない。でも、独立初年度から弥生会計を買って、経理を勉強している妹に助けてもらいながら、会計ソフトの動かし方をなんとか覚えやってみた。
 初年から複式簿記を提出している。決算書を出し、申告のときに役所に提出すると、65万円分が課税額から控除される。といっても計算は会計ソフトがしてくれるので、よねはボタンを押すだけ。じつはちんぷんかんぷんだった。謎を解く勉強をする時間もないままに走ってきた。
 個人事業主や小規模の会社を経営する人たちの集まりで青色申告会というのがある。指導員の先生が「洋服は経費になりません」とか、「パソコンを買ったときは減価償却しなくてはなりません」とかいうルールを、よねみたいな「どうにもこうにもなんだかよくわからないけどとりあえず宿題持ってきました」みたいな人にも、辛抱強く、教えてくれるので登録している。
 この青色申告から会計ソフト「ブルーリターン」というのを進められた。「弥生会計」と同じような経理用のソフトなんだが、大きな会社向けの細かい機能が最初から組み込まれていないシンプルなソフトで、毎年の更新料がリーズナブル。おまけに青色申告の先生のユーザーサポートも付いている。使い方説明会に参加した。
 恥ずかしいくらいあほなんですが、ここで大発見をした。昨年までよねは帳簿を「現金出納帳」と「預金出納帳」の2つに絞り、まったくもってシンプルにアレンジして乗り切ってきた。間違っているのかもしれないが、それ以上のことは理解不能だったのだ。許してほしい。ところが、この説明会で、未来が開ける。
「日々の操作」の説明で、「売掛帳」と「買掛帳」というのが出てきた。その記入の仕方を聞いて、「売掛帳」と「買掛帳」の意味と役割を電撃的に理解したのだ!
 よねのように、デザインをお客さんに納品する仕事の場合は、月末に請求書を発行して、それが月遅れでに支払われる。そういう人は本来、売掛金を記帳しなくてはならなかったのだ。毎回差し引かれる源泉徴収と銀行手数料の始末をどう記録すればいいのかも今わかったよ。超すっきり!よし、2008年度からは売掛帳もつけるぞ!と、いっても、もう8月ですが……。(※帳簿は本来、1月1日から毎日付けるものです)