« ユダヤ人大富豪の教え | メイン | マッスルビート »

大人になるとなぜ1年が短くなるのか?

070411.jpg

ご近所の奥様手作り。房総のお国料理”花の太巻きすし”。桜の幹がかんぴょうなのだけど、濃く煮たのと薄く煮たのと2色を混ぜて陰影を出してる。すごい。きっと新技でしょう。
 時間について、研究している人の本を読んだ。「大人になるとなぜ1年が短くなるのか?」(一川誠・池上彰/宝島社)。
 子供のときって体の中ですごい速さで細胞が増え成長していて、年寄りになると代謝は鈍くなる。時間が短くかんじるのは、細胞レベルで一日にたくさんのことをこなす能力が落ちるため、という説。
 スケジュールが効率的に組まれてて、こなすことが多かった一日は、そういえば長い。例えばパッケージツアーとか、2泊3日なのに、ずっと昔に家を出たみたいな気がするときがあるもん。そっか、一生を長く使うには、体力をつけて体の代謝率を上げればいいのか。
 この本にはもうひとつ、がーん!とすることが書かれていた。
 世の中には時間にいつも遅れる人と、時間を守る人の2通りの人に分けられるが、いつも時間に遅れる人ってのは、なんで時間に遅れるかというと、見積もりが甘いから。つまり「ここまでに着ける」という自分の能力を過大評価している人といえるという。反対に時間よりいつも早めに到着する人は自分の能力を過小評価しがちだと。うーん。ほんとうにそうだ。
 よねは数年前まで、すごく時間にルーズな人だった。考えてみると、その頃は企業の名前に胡坐をかいた、鼻持ちならない自己評価過大女だったと思う。フリーになって、守ってくれるものがなくなった日から、すごく気をつけざるを得なくなった。
 遅れて失うものって、過ぎちゃった実質的な数分間だけではない。最初からちゃんと始める側になってみるとわかる。