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When you wish upon a star

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長い間願っていたことがかなった。
あしたから、某専門学校のグラフィックデザインの先生をする。
企業でデザイナーを続けてると、ものを作るはずが、なんだか「壊さなくていいものを壊してる」みたいなむなしさに包まれる。
デザインは、新しいものを作ると言いながら、古いものを否定するという作業もかなりの分量で含まれるから、いつも、形あるものに対して、「すみません」を連発してきたような気がする。「いつまでもなくならないもの」を作りたいとどこかでずっと思っていた。
よねはラッキーな人で、デザインの現場では信じられないほど、たくさんのすばらしい先輩や先生にいろいろいいものを叩き込んでいただいた。だのに、一人で仕事するようになった。ひとからいただいた貴重なものを、次の選手にリレーすることができなくなったのは、つくづく申し訳ないなあ。いつのころからかそう考えるようになった。
教える仕事をしたいなあ。真剣に考えて、一人になってしばらくしてから、そうなるように運動したのだ。Dream comes tureである。やったー!
最初はInDesignという編集ソフトの使い方をという依頼だったのだが、話をよく聞いてみると、生徒は高校を卒業したばかりの1年生で、デザインの仕事がどんなものなのかもよくわかっていない人たち40人。なんというありがたさ。
コンピューターのインストラクターとして、というよりは、冊子もののグラフィックデザインのABCからをひっくるめての先生を頼まれた。
「本を作る」クラスをいきなり持てた。一年かけて、よねの生徒たちは自分の本を一冊作る。自分出版に挑戦するというクラスにすることにした。
いま、授業の準備をしているんだが、第一回目から、かなりわくわくする内容。