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勝手に世界ふれあい街歩き〜千葉(日本)
ゴールデンウィークのスペシャル。よねの街歩き。千葉も世界の一部には違いない。勝手に「世界ふれあい街歩き〜ちば」(←あほ)。
人生初、畑の真ん中を突っ切り、谷を下り川を越え、丘を登り、やがて国道51号線と交わる、いちばん古くからの道を歩いてみました。バスや車で何千回も通っているはずなんだけど、最初から最後まで歩き通したのは生まれて初めてのことです。
よねが住む千葉市若葉区は千葉駅前から8キロほど内陸に向かった丘陵の上のあります。千葉市の外れの林を切り開いた住宅地です。車だと30分かかります。バス料金は360円(片道)、タクシーに乗ると3000円をちょっと切るぐらいの距離です。毎日の通学通勤となると、千葉駅よりさらにこれだけ引っ込んでいるのはかなりのはるばる感があります。
モノレールができる前はもっと不便でした。細くて古い国道を通るバスしか街に出る手だてがありませんでした。西千葉駅が最寄りだった高校への通学はけっこう遠かったなあ。嵐だの雪だのでしょっちゅう遅刻してましたが、国道51号線の渋滞は有名だったので大目に見られていました。よねの家のある地帯は「陸の孤島」と言われるくらい遠い場所だとクラスのみんなには思われていたのです。
千葉駅に向かうには大きなだらだら坂を2つ上がったり下がったりしながら、全体的に山を下る感じ。市の中心に建つ7階建てのビルの屋上と同じぐらいの高さにあるのだと、小学校の先生からは教えられました。風向きもあるのでしょうが、気温も街の中心より少し低く、桜の開花も数日遅いです。
自転車通学や通勤はちょっと厳しい。行きはラクチンでしょうが、帰りは軽い山に登るくらいの覚悟がいります。
せっかくなのでカメラと万歩計を持って挑みました。
歩くためだけに歩くって、けっこう面白かったです。
■「I love you. フィンガー5」
いくらなんでも40年も前から書かれているわけないとは思うので、よねよりずっと若いおばかさんの仕業だとは思うが、小学生のとき、リアルタイムで歌って踊ったよねは、つい反応。そしてにやり。(ほとんどの曲を今も歌えます)
■「チェックの縁取り」
国道51号線はご覧のとおり、バスやトラックの車幅ぎりぎりの細い古い道なんだが、すごいもの発見。
道路の両脇の側溝のコンクリート製の蓋を、古くなったのと新しいのとをかわりばんこにはめてある。
特筆すべきは、1カ所の間違いもなく、ずっと古いの新しいのが同じリズムで並んでること。古いのは風化して荒い砂利が表出している。新しいのはすべすべ。たったそれだけのことなんだけど。とってもかわいい街道の縁飾り。
ちなみに人はおじいさんもベビーカーも車椅子もこの蓋の上を通るしかないせいか、でこぼこ無し。妙に洗練されてみえる道路。蓋なのにバリヤフリーって美しいと思わない?
3kmぐらいの距離をずーっとこの調子。だれかが指示をして、それを間違いなく丁寧にだれかが並べた、って単純なことなんだが、よく考えるとすげーっと思う。
■「そらあり?」
上を見上げたら、ほんとうに空が広がっていたー。
歩かないとわからないこと、たくさんあった。千葉市立美術館まで、ちょうど一万歩。1時間半の旅でした。