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仕事について思うこと1

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留学生に撮らせていただいた中国語バージョンのPhotoshop。メニューバーの「レイヤー」「レイヤースタイル」を開いたところです。顔は似ている。しかしなにがなんだか、さっぱり意味がわからない。漢字が日本の辞書に載っているものだけだと思ったら、大まちがい。
テレビで矢沢永吉の番組を見た。矢沢に二十代のファンが質問する。
「人に負けたくないって気持ちで高卒で働き始めた。証券会社で7年続けた。最近は仕事についても自分に対しても、このままでいいのかという不安にさいなまれ、自信を失っている。このことについてなにか言っていただけないか?。」(だいたいこんな内容。言い回しは違うけど。)
それに対する矢沢の答え。
「音楽ずっとやっているけど、おれにだって、30代には間違いなく嫌だと思って音楽をやっていた時期があった。最近も1年間、休業して、音楽活動を一切しなかった。今は60歳になって、生まれ変わったような気持ちで『さいこー!』と思いながら、この仕事にも臨んでいる。」
 1年間ぱったりと音楽をやめてみて、気がつくこともあったそうだ。
「人間、天からあたわった能力をいくつも使えるわけではない。おれには音楽がある」
 ビジネス上で大失敗した経験のある矢沢のこの言葉には重さがあった。生きること、仕事をすることについてずっと思いを巡らしている。わたしが60になったときはどんな気持ちでどんな暮らしをしているだろうか?
 きょうは大学の前期の授業の最後の日。生徒たちは最後の提出作品を持ってくることになっている。それを磨いて、ものを作ることの喜びを感じてもらうのが今のわたしの仕事だ。締めくくりに、どんな話をしようか。