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16 januari 2008
アイコン製作所
この中に本日よねが作ったアイコンがひとつまぎれています。いったいどれでしょう?
手はうんと遅い。フリーになったとき、デザインだけで食べていく自信がなかったのは、こののろさのせいだ。のろいくせに、飽きっぽい。普通、手が早い人や、かしこいデザイナーは、自分のひな形を一つ持つと、それを何本かの仕事に使い回しなどして、効率よくもうけていく。飽きっぽいよねは、つぎつぎ作りたいものが目移り。今日は最低のスピードでwebデザインしている。
ロゴと地図をちまちま作りおえた後、次はまたまた、ちまちまアイコンを作る楽しさにはまってしまった。
アイコンってのは、ボタン、箇条書きの文頭など、見る人に触ってほしいところに仕掛けるマークや目印となる小さなイラストのこと。面積的にはものすごい小さなパーツなんだが、このアイコン、ホームページの見た感じの性質を決定する重要なキャラクターなのだ。上手なホームページをよく観察すると、ロゴとかアイコンとか、小さなパーツに信じられないくらいの愛情が込められてデザインされている。
Illustratorで形を書いて、Photoshopというソフトに形を呼びこんで、今度は立体感をつけていくという過程を繰り返す。Web上では小さく縮小して使用するので、どのくらいまで詳しく描くか?が重要である。わたしは300×300ピクセルくらいの大きさで作図して、10分の1くらいまで縮小する。描きすぎるとかえって、わかりにくくなるのがおもしろい。
お手本のページをまずいちばん下に敷いておく。その上に別ファイルで作成した自作のアイコンを出来上がり次第貼付けて、実際に使用するときの感じを確かめながら進める。お手本と同じクオリティーまで、書き込みを増やしていく。辛抱さがいる作業。
ボタン用のアイコンを5つ描こうとしているのだが、今やっと2個目。疲れてきて、こんなブログなんか書いてる。さて、明日の朝までにでき上がるのか?
投稿者 midori : 11:26 pm | コメント (0)
14 januari 2008
おめでとー、成人の日
すでに今年一番の思い出の夜。神谷町の歩道橋の上からシャッターを押したのでぶれてます。古い歩道橋はとってもよく揺れる。いつもタワーのライトに見守られてる、大切な日。 成人の日っていつも雪がふったり、えらく寒かったり。雨が降らなくてよかったです。よねの生徒さんの中にもそれから、よねの友人のお子さんのなかにも、今日、成人になる方がおられるはず。おめでとうございます。
あと一週間で大学の授業が終わる。もう授業の仕込みをしなくていいので、デザインの仕事を受け始めました(農業みたいに二毛作)。1月中にwebを一本制作する予定です。かなり急ぎ。わたしはいつもロゴを作るところからデザインを考えるのだけど、始めると楽しくてぜんぜん先に進みません。あと100年人生があって、いつまでもこればかりを作っていていいのなら、とさえ思います。二十代の頃は、文字組みなんて大嫌いだったのに。こんなに楽しみになる日が来るとは思いもしなかった。
教えている学校の環境に合わせて、去年まではWin(XP)で教材を作る仕事なども進めていたのだけど、今年からメインマシンをMacBookに変えました。12月に持っているAdobeのツールをすべてCS3にヴァージョンアップ。4月から入学してくる新入生はVista+CS3のはずなんだが、どうしても「Vista」でデザインする気に今のところなれなかったので。
Mac機はWebを作る人には向かないのだが、グラフィックデザインを業にしようと考えている人は、いずれ持った方がいいと思います。WinとMacの最大の違いは、セットされているフォント。Macで組むデザインは、ぐっとクオリティー上がる。同じ名前のフォントでも微妙に違い、1文字1文字の差は、重なると大変な違いに。今日は自分で自分の出来に驚きました。デザインのキモは素材なのだなあ。改めて。
iTuneで自分でこしらえた「お見舞いmix」を聞きつつ手を動かしているのだけど、手の脇のスピーカーから音が響いてくる感覚はとてもいい。キーボードをたたいてるのが、楽器を弾いている気持ちになるのが不思議。
一つ年上の胃がんになった友人のために作った「お見舞いmix」は、ばーっと編集してipodに詰めて、時間がなくなったので、ちゃんと確かめないで贈ったファイルのバックアップ。本日初めて自分で試聴して反省。とーっても注意して、癒しになりそうな音楽ばかりをよね的に集めたつもりなのに、かなりの騒がしさ。切ったばかりの胃が痛くなるんではないだろうか。ちょっと心配。
投稿者 midori : 04:52 pm | コメント (0)
01 januari 2008
コンセントレイト!
カロリーヌちゃん。子供の頃、わたしはあなたになりたかった。サリーちゃんとサファイア王子を抜いて、ダントツトップの憧れの人。年末、彼女にばったり巡り会った!この話は後日しますね。 あけましておめでとうございます。2008年がきましたね。ついに。なにも変わらなくみえますが、よねは新年を機に決めたことがあります。今年の標語は「集中」。えーごで言うと、コンセントレイトですな。
普通の人の言う「集中」と「よね的集中」には、少し意味のずれがあります。よねの言う集中とは、「あちこち寄り道をしない」あるいは、「いろいろ候補を持たない」と、いうこと。わかりやすく言うと、「ひとすじ」。
デザインと本作りひとすじ、学校の先生ひとすじ、断易研究ひとすじ。現在すでに「ひとすじ」が3本くらいあり、かなり怪しい。いろいろ持っちゃうところ、よねの強いところでもあり、弱みでもある。いろいろを組み合わせてなんとか暮らしている。そして、それが自分には性に合っていて、必要な個性なんだと言えなくもない。だが、ここんとこ、どっちの顔にもそれなりに責任ってものが生じてきつつある。どの道も「間違いました」では済まされない、正念場に突入し始めた。
よねはいつ、どっちを向いていても本気は本気なんだが、一人でしていることである。ひとつに集中しようとすればするほど、他の仕事が散漫になるという悩みができつつある。どの方面でも「ひとすじ」を成立させるためには、その場に臨む際の集中度と、作業の密度を上げるしかない。とにかく、集中。
「ひとすじ」を貫くために、よねは自分に言い聞かせている。「これ以上、選択肢を増やさない」。もう、よそ見しないぞ。
今年は仕事もターゲットも絞る。道具も持ち物も整頓するのだ。
東洋の考えでは、「少ないを尊し」とする。仕事も得意なこともたった一つがあれば、それがいちばんいいのです。