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IllustratorとPhotoshopで本作り

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ときどき通るJR成田駅構内の床タイル。あまり古くない近年作のモザイクなんだが、タイル職人の仕事中の様子が思い浮かんでくる、泣く力作。
 学校の新学期が始まりました。ここのところずっと、過去にまとめたテキストや教材を並べなおしたり、書き直したり、教材をわかりやすく作り変える仕事にとりくんでます。
 このたびは、絵本つくりの教科書になりそうな何冊かの本を取り寄せて、いっきに読んでみました。
 ・五味太郎 「絵本をつくる」
  作り方というよりも「五味氏、五味道を語る」の一冊。
  絵本にとどまらない、クリエイティブワーク全般に当てはまる心構え。☆☆★★
  (五味氏をささえる周りの方もすばらしいんだとわかった)
 ・エレン・E・ロバーツ「絵本の書き方 おはなしつくりのAからZ教えます」
  絵本の編集者側からみた、作品に求められるものを知る。☆☆☆☆
 ・みづゑのレシピ 絵本の作り方1 2
  具体的な造本の過程が、説明の仕方のとても参考になる。☆☆☆☆
  (あれ?巻頭にいつも作ってるぱたぱた絵本が載ってるぞ?)
 ・長谷川修平「絵本つくりトレーニング」
  10年以上前の本持っていたはずなのに、どこ?もういちど購入。
  今読むと、ちょっとへりくつが多い。☆☆★★
 
 2冊目に掲げた本以外は、趣味やホビー、生きるための喜びとしての、本作りの魅力を大いに伝える。最近、本を作りたいと思っている若い人がとても多いことを知る。なんか喜ばしい。
 たとえ8ページの小さな本にでも、自分の喜びや考えが込められます。大がかりなものでなく、身近で小さなものが人の心を動かすことができるってすてきだと思う。
 IllustratorとPhotoshopが使えれば、「限定本」を「広める」ことができる。この2つの道具で紙に印刷してあるもののほとんど物が、なんだって設計できて、作ることができる。かなり、シンプルであたりまえなんですが、その基本とノウハウをちゃんと伝えていきたいという方針でいってます。