Fireworks
「お子様びぃるがーでん」…って、渋すぎでしょ。エルドラドに会いに、としまえんに行ったのだ。ナツノオモイデ。
Macromediaのweb用ソフトの話ではなくて、今作っている本のタイトル。花火を研究している先生から原稿をお預かりし、研究の本をInDesignで組んでいる。図も表も、サービス版の写真の取り込みも、ぜんぶ自分ちの手作業。えらく時間がかかって、また申し訳ないことになっている。
この夏の盛りからずっと、この本の編集作業を、冷房なしの部屋でぶんぶんしていたら、先週とうとうマックがオーバーヒート。ついにオーバーホールに出すことに。あまり日数はかからなかったけど、まっさらの記憶喪失の人となっての、ご帰還となった。いままでとは全くの別人状態のマックと友好関係を結び、新しいバージョンのソフトや音楽を記憶させ直すのはけっこう面倒だったなあ。仕事に戻るのに、またよけいな数日間を要した。
まあでも、いつ壊れるかという心配がなくなったので、なんかすっきりしている。本日は気に入りのラジオ局のだみ声ブルースとシブギターをBGMに、文中に挿入する画像を白黒に準備して、トリミングする処理をし始めたのだけど、一日かかっても終わらず。この作業だけで日がとっぷり暮れた。
きのうだったかおとといだったか敬老の日だったか、朝のNHKで、偉い人を取材する時間があるのだけど、義足なのにトライアスロンの選手のおじいさんが出ていた。その人の言葉にジーンときてしっかり覚えていた。
「休みながらでも、ゆっっくりでも、かならずゴールに近づいている、いつかゴールできる。あきらめさえしなければ」
果てしない画像処理を繰り返しながら、今日はこのお言葉を反すう。見ていてよかったよ。このテレビ。でなきゃくじけていた。本の編集は、グラフィック界のトライアスロンですな。