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人にがんばれを吹き込む仕事

 きのう、よねがアシスタント先生をしているWEBスクールのクラスの前半戦を締めくくる中間課題発表会に参加した。
毎週土曜日、授業はいつも夜なんだけど、昼間の発表会のため、この日は夜の授業なし、生徒のみなさんと酒をくみかわす楽しい夜となった(飲み会はたびたびあるんだけど、よねは終モノに間に合わなくてはならないので、いつもビール一杯目乾杯だけして帰らなくてはならなかった)
 授業中はモニターのなかのJavascriptと IEの画面と生徒の後ろ頭(はてなまーく、が、でてないかどうか?)に集中してテンパってる。ふだんの週は一人一人とゆっくり話をする余裕がなかなかない。
 きのうは作品を見た後なので、それぞれの方の味がわかり、みんなとまるで、ずっと前からの知り合いみたいに話が進んだ。前に進もう。行きたい方へ。人にとってときには、不安が進む原動力となることもある。
 スクールにもいろいろな性格があるのだが、ここの学校のカリキュラムはかなりスパルタ形式。はじめてグラッフィックのソフトにさわる人がついていくのはほんとにたいへんだろうと思う。プログラムと宿題が毎週てんこもり。(アシスタントチーテャーのよねも、予習と復習でいっぱいいっぱい)でも、みんな必死でついていってて、半年たつとWEBの制作と運営がなんとかできるようになる。20人のクラスのうち上の人の30パーセントくらいの人は、学校の広告のうたい文句どおり、人生のルート変更を実現する。6か月で、見違えるようになっちゃう。自信が人を変える。
 よねはその変化を目の当たりにして、若い力にがーん、と、なったり、人間のすばらしさにおおっとどよめく毎週である。人間、不可能ってことはないんじゃないかとさえ思う。なんとかなりたい!という情熱には「なんとか力になりたい!」と自動的に反応してしまう。なんとか世の中に出て使える人になって欲しいと思う。わたしも両手ぶん回し的、もがき人生を歩きちゅうだから、生徒さんの気持ちが痛いほどわかる。
 よねの先生業をカテゴリー化するとすると今のところまだ「教育」ではないな。「応援業」だと思う。職業==応援。じぶんの未来をなんとかしたい人の応援。