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危険のP
スー・グラフトンのキンジー・ミルホーン(カルフォルニアのサンタ・テレサという街で自営業の女私立探偵が主人公の推理小説。アガサ・クリスティーみたいにタイトルがABCに順にシリーズになっている)のファンだ。
先週の日曜日に、遅ればせながら最新刊を手にして読み始めた。
とにかく、このシリーズを読み始めると、やたらとジョギングをしたくなり、白ワインを飲みたくなる。一度なんか、香港に旅行に行ったとき、行きの飛行機で読んだら、むしょうに走りだしたい衝動に駆られ、ホテルについたとたん着替えて、いちゃついてる恋人だらけのハーバーをほんとにジョギングしちゃったくらいだ。
読んでいる最中は必ずといっていいほど、ワインを空ける。(本日は冷えた白なんか家になかったので、ほこりだらけの怪しい赤を発掘してきて一杯やってる)
"A"を読み始めたころ、わたしはたしかキンジーよりもずっと若かった。ずいぶん年上になってしまったが、あいかわらず、大人だなあ、と思って読んでいる。先に進むのがもったいない、と思って読む貴重なエンターテイメントである。
先週から今週にかけて小さな本を一冊作った。「Damdam Amsterdam ゼペットじいさん」というタイトルで、昔書いた文章をオランダに行ったときの写真に載せて編集した。昨日一日かけて、InDesignというソフトでデザインを組んで、今日キンコーズで出力してカッターシートを借りて裁断・製本し、青山のスパイラルマーケットに納品してきた。明日から6月15日(水)まで開催される「思い思いのかたちに綴る自費出版の本」展で売られてます。
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