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小島への旅

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飯田橋の神楽坂の甘味屋「紀の善」の脇の細い道を入ったところに、小津映画にでてくるみたいな昭和っぽさが残るファンタジックな飲み屋小路がある。ゆうべはそこの一軒、韓国料理屋に入った。キムチチジミと韓国春雨、豚カルビとマッカリで、楽しくおいしい一夜。
酒の肴がもう一つあった。
エルバ島という、イタリアの小島にお嫁に行った友だちがいることは前に話したことがあるけど、日本で働く別の友人が去年の9月にその島をバカンスで訪ねた。その旅の写真を見せていただき、一枚一枚説明を聞く。(エルバ島豆知識:ナポレオンが流されて、復活をくわだてた地。グラン・ブルーのイルカ男のモデル、ジャック・マイヨールが絶命した地だということも知る)
すごい青の海、底の白い石が、水がないみたいに透けて映っている。「写真にこのブルーが写るかね」と、話しながら撮ったという。肉眼で感じたのとほぼ違いない色、と、友人は言ってたけど、本物のほうが、もちろんこの数倍美しいのだろう。友だちに海の写真と友人の3歳と1歳の娘たちの写真をねだった。
3歳の友人の長女はバイリンガルに育っているという。日本からのお客さんがいるあいだに、すごく口数が増えて、日本語が上手になったって。
エルバ特産品の蜂蜜をお土産にいただいた。ナッツが浸けてある。お昼に、薄く切ったフランスパンに塗って食べたら、イタリアに旅したみたいな気持ちになった。