2009年06月18日
6月18日(木)・19日(金)の授業復習ノート
本日のポイント
8回目の授業内容です。しっかり復習しましょう。
■Photoshopの基本操作
1.選択の取り方、追加、削除の仕方はマスターできましたか?
2.レイヤーを分けて作業しますが、作業するレイヤーがきちんと選べますか?
3.レイヤーをまとめて動かしたり、必要なレイヤーだけを表示させたり、また、レイヤーをひとまとめに合体させたりする操作は確認できましたか?
4.ブラシツールの太さや色を換えるには、どうしたらよいのでしたっけ?
第八回目授業の宿題「ドット絵を描いてみよう」
■20px×20pxの大きさのドット絵をデザインしましょう。
・20px×20px、72ppi、カラーモードはRGB、カンバスカラーには白を選んで新規画面を開きます。
・定規が出ていない人は出しましょう。「ビュー」メニューの「定規」
・天地、左右ともに中心にガイドを引くと作業がしやすいです。「定規」のメモリから画面の中心にむけて、マウスをドラッグ。
・描画色を黒、背景色に白を選びます。アウトラインを描くには鉛筆ツールが便利です。塗り色を黒に設定しましょう。先の太さを1ピクセルに設定すると、1マス1マス確実に色をつけられます。
・画面を400~800%に拡大すると進めやすいでしょう。
・形ができたら、着色していきましょう。細かい部分は1ピクセル1ピクセル鉛筆ツールで描いていきます。広い部分は選択ツールで選択して、塗りつぶしていきます。
・こまめに画面の倍率をこまめに原寸表示にもどしながら、仕上りを確認していきましょう。
*仕上りは授業で確認します。パソコンに入れて持参して来てください。
*メールで送信する必要はありません。
8-01/書類の開き方
・書類を開く(Ctrl+O)
*Photoshopは、画面のグレイのバックグラウンドカラーの上をダブルクリックするだけで選択画面が開きます。
・書類を閉じる。(Ctrl+W)
・新規書類を開く(Ctrl+N)
・Photoshopの作業領域
・新規書類のカンバスカラーに「透明」を選択しましょう。
・描画スペースにはチェックが現れます。
・「透明」な状態は細かいチェックで表現されています。
・ドキュメントの左下をドラッグして、表示領域を大きくしてみましょう。
・書類の周りにグレイのスペースが現れます。
・グレイの部分を塗ったり描いたりすることはできませんが、コピー&ペーストしたデータを置いておくことはできます。(※グレイ部分に置かれたデータは、変形ツールなどで変形しようとしたときにはバウンディングボックスが現れ、存在を確認できますが、通常画面では見ることができません)
8-02/書類の保存と拡張子
・書類を存してみましょう。
・保存形式をしていないでファイルを保存すると、「.psd」という拡張子がつきます。作成したソフト独自のファイル形式を「ネイティブフォーマット」と呼びます。
・Photoshop形式 →.psd
・Illustrator形式 →.ai
・EPS形式 →.eps
(ベクトル画像とビットマップ画像を混在できるファイル形式。主に印刷の原稿用。)
・TIFF形式 →.tiff(epsと並んでDTPでよく使用されるファイル形式)
・GIF形式 →.gif(web用 グラデーションのない、ベタ塗りの画像に適する)
・JPG形式 →.jpg(モニター表示用 デジカメの画像など、写真全般)
・FireWorks →.png
・PDF形式 →.pdf
(閲覧専用の電子文書用。フォント情報が組み込まれるため、高精度にして印刷にも用いられる。)
・BMP形式 →.bmp Windows標準となっているビットマップのファイル形式
*同じソフト間でもバージョンの違いにより、ファイルが開けなかったり、一部の機能が失われることがあります。
*作成時のソフトのバージョンを確認する必要があり、もしも、バージョンの違う同士でファイルをやり取りする可能性があるときは、バージョンの高い人が低い人に合わせて保存しなおします。
8-03/Photoshop上での画像のコピー&ペースト
・画像をコピー&ペーストするとレイヤー上に新たなレイヤーが新規作成され、その上にペーストされた内容が載っかります。
・別書類のレイヤーパレットから画面へ、直接ドラッグ&ドロップでもコピー&ペーストができます。
※レイヤーパレットを常に出して、パレット上で手を加えるレイヤーを確実に選択しながら作業をすることが大切です
※Photoshopには「透明」という概念があります。画像がない部分は、ビットマップがない状態。ですが、レイヤーは「透明のレイヤー」として、しっかり存在しています。この感覚がイラレといちばん違うところです。
8-04/レイヤー
・レイヤーパレットを出し、レイヤーを追加。
・新しくできたレイヤーをパレット上で選んで、その上に選択範囲を取り、別の色を塗る。
・レイヤーを表示したり非表示にしたり検証 透明の膜の上に作業をしているイメージ。
・捨てることも、順番を入れ替えることも、このレイヤーに色調などの補正をかけることもできる。
・また、レイヤーをつかんで、違う書類の作業画面にドラッグドロップという方法でもレイヤーがコピーできる。
・複数のレイヤーをまとめて選択したい場合は、Shiftを押しながら、クリック。
・レイヤーパレットメニューの中には、「レイヤーを結合」「下のレイヤーと結合」「画像を統合」などのレイヤーに関するコマンドがセットされている。
※Illustratorの「新規レイヤー」は、「レイヤーを入れるフォルダ」でした。Photoshopの「新規レイヤー」ボタンを押すと、レイヤーそのものが現れます。
※Photoshopでは、何かを描くたびにレイヤーを選ぶか、元の画像を傷つけたくない場合には、レイヤーを追加し、新しいレイヤーに加筆していく必要があります。選んだレイヤーに加工が施されます。データが書き換わります。
8-05/Photoshopのカラー選択
・ツールボックスの下部のカラースペースで色を選択できます。
・正方形が2つ重なっていますが、左上は描画色、右下は背景色です。どちらも「塗り」の概念です。
(Photoshopのビットマップ画像にはベクター画像の「パス」の概念がありません。細い線もピクセルのコマを塗りつぶした「面」のつながりで表現されます。)
*色を選択してみましょう
・レイヤーを選択し、選択範囲を取ります。
・描画色この色コマをダブルクリック →カラーセレクタが現れます。
・右側の縦型の色相バー上の好きな色相をスライダで選びます。
・好きな色をクリックしてカラーセレクタを閉じます。→ツールボックスの「描画色」の色コマに選んだ色が入ります。
8-06/ブラシツール
・ブラシツールを選択するとカーソルが円形に変わります。この丸は筆先の太さを示します。
・オプションバーに筆先の形状と太さが数値で示されています。マスター直径と硬さを指定できます。
・ブラシの太さや先の状態、透明度の数値を動かして、使用感を確かめましょう。
・ドラッグすると「描画色」に入れた色が着色されます。
・「不透明度」の数値を下げると効果が薄くなります。
・「流量」は筆に含んだインクの量にあたる概念です。
*元の画像に修正を加えるときの注意*
・何かを書き加えると、ピクセルのひとますひとますの情報が違う色情報に書き換わる、ということが起こります。
・数値が書き換わるのは、紙にインクがしみこんで染まる様子に似ています。
染み込んだ色なので、いったん変更がかかると元に戻りません。注意です。
・大切な原稿への加筆はレイヤーを新規に作り、そこに書き加えていくとよいでしょう。
・オリジナルに手を加えず、レイヤーを分けておけば、変更前と効果の様子を見比べながら進められます。
・レイヤーパレットのメニューから「下のレイヤーと結合」を選択すると、レイヤーとレイヤーを合体できます。
8-08/Photoshop上での画像のコピー&ペースト
・画像をコピー&ペーストするとレイヤー上に新たなレイヤーが新規作成され、その上にペーストされた内容が載っかります。
※レイヤーパレットを常に出して、パレット上で手を加えるレイヤーを確実に選択しながら作業をすることが大切です
※Photoshopには「透明」という概念があります。画像がない部分は、ビットマップがない状態。ですが、透明のレイヤーはしっかり存在しています。
※上のレイヤーを選択しているとき、データがなくとも下のレイヤーに突き抜けることができません。
・別書類のレイヤーパレットから画面へ、直接ドラッグ&ドロップでもコピー&ペーストができます。
8-07/移動ツール
・PhotoshopのツールボックスでIllustratorと一番違うのは、移動ツールです。
・選択は選択ツールでドラッグして範囲選択をします。
・選択ツールを移動ツールに持ち替えて、ドラッグして移動。
・選択を解除「Ctrl+D」。(イラレのショートカット「Ctrl+D」は「前の動作を繰り返す」でした。ソフトによって意味が違うものもあります。)
・レイヤーパレットでレイヤーで選択するとレイヤー全体を動かすことができます。
・選ぶレイヤーを間違えると、思ってもいない部分に手を加えることになるので注意。
・「編集」メニュー「変形」の中のコマンドで、拡大縮小 回転などの加工ができます。
・Shiftを押しながらドラッグすると縦横の比率が乱れません。
・選択範囲解除しないまま、移動ツールを使うと選択された範囲のみが移動することに注意。
8-09/レイヤー
・レイヤーパレットを出し、レイヤーを追加。
・新しくできたレイヤーをパレット上で選んで、その上に選択範囲を取り、別の色を塗る。
・レイヤーを表示したり非表示にしたり検証 透明の膜の上に作業をしているイメージ。
・捨てることも、順番を入れ替えることも、このレイヤーに色調などの補正をかけることもできる。
・また、レイヤーをつかんで、違う書類の作業画面にドラッグドロップという方法でもレイヤーがコピーできる。
※Illustratorの「新規レイヤー」は、「レイヤーを入れるフォルダ」でした。Photoshopの「新規レイヤー」ボタンを押すと、レイヤーそのものが現れます。
※Photoshopでは、何かを描くたびにレイヤーを選ぶか、元の画像を傷つけたくない場合には、レイヤーを追加し、新しいレイヤーに加筆していく必要があります。選んだレイヤーに加工が施されます。
一番下のレイヤーは必ず「背景レイヤー」という特別扱いのレイヤーになります。背景レイヤーには加筆はできますが、色調や大きさの変更などの手が加えられません。
●背景レイヤーに手を加えたい場合は、かならず、「背景レイヤー」をダブルクリックして、普通の「レイヤー」に変更してください。
8-10/選択ツール
・Photoshopの選択ツールは画面上のピクセルを選択するものです。
・選択ツールには円形選択ツール、矩形選択ツール、1行選択ツールなどがセットされています。
・選択したい範囲をドラッグして使用しますが、その使用感に慣れましょう。
・選択した範囲は動く点線で囲まれます。
・選択ツールで画面をクリックすると選択は解除されます。
※オブジェクトそのものを選択するIllustratorの選択ツールとは使用感が違います。
オブジェクトそのものを選択して、拡大や縮小、回転などをかけたい場合は、
そのオブジェクトが載っている「レイヤー」を選択して、「編集メニュー」「変形」の中のバリエーションからコマンドを選びましょう。
●選択範囲の追加→選択ツールでドラッグしたら、Shftを押しながらさらにドラッグ。
●選択範囲のマイナス→選択ツールでドラッグしたら、Altを押しながらドラッグ。
8-11/塗りつぶす
・ドラッグして選択範囲をとり、その範囲内だけに色を塗ってみましょう。
・Photoshopで選択範囲を指定し塗りを加えるのは、絵の具をつけたくない場所にマスキング(覆いをかけること)をして、塗りたい場所にだけスプレーペンキをかけるところを想像しましょう。
・選択範囲をとり、描画色に色を選択。
・編集メニュー→塗りつぶし、内容に「描画色」を選択する。
・選択を解除。
*塗りつぶしのショートカット
・Alt+backspace→描画色で塗りつぶし
・Ctrl+backspace→背景色で塗りつぶし
*選択範囲のショートカット
Ctrl+A →すべてを選択
Ctrl+D →選択解除
Ctrl+H →選択範囲を一時隠す(隠れただけ なくなっていない)もう一度Ctrl+Hで呼び戻る。
<いかに適切な選択範囲を取っていくかがPhotoshopの作業のキモになります。>