がんばれ
カーテンといっしょに洗濯された、くまのむーちゃん。夏の庭で陰干し。最初は「むむっ」としていたが、乾いてくるとごきげんが戻ってきた
今週末に、去年の年末から半年間、グラフィックを教えた生徒さんの終了作品の発表会がある。それから1年半教えた専門学校の生徒さんがたは就職活動の夏を熱く過ごされているようだ。どーしましょ−とか、先生できましぇーん、とか泣きのメールがぽつぽつ飛び込む。じつはよねもこの夏、正念場です。懸命にあっという間、というのは内側の一方的な言い分で、実際にはできていないこととペンディングの山。人に迷惑をかけている事実も悔しい思いもひっくるめて自分の実力です。
なんでいっつもこーなっちゃうんだよー。どうにかがんばれ、おれ。と、自分に思っていたところ。
それぞれの生徒さんに返信しながら、はたと気がつく。
年を取ってくるとわかるんだが、絶対的な時間の長さの他に、いつもは見えていない「密度」という目盛りが実はあると信じる。「集中」「情熱」と「友情」という三つの力で「密度」にはスイッチが入る。経験からすると。
足りない!絶対絶命!という追いつめられた状態でどれだけ「密度」の濃い時間を過ごせるか?
地道な「努力」の他にもうひとつ必要なクリエーターの条件だと思う。
時間の足りなさに悔し涙って、すべてのクリエーターの共通課題。がんばれ、デザイナー1年生!